GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

ドラマ界は最終章ブーム

2019-03-05 22:28:00 | MUSIC/TV/MOVIE
そろそろ今クールのドラマが終わりに近づいてきた。
でも、最近って【最終章】ってつけるのがブームなのかね、どれもこれも最終章ってついてる。

確かに今のドラマって一話完結のスタイルを取りながら、初回から謎が引っ張られてるってのが多い。
それが解決する章に入ったから【最終章】ってつけてるんだけど、今までそんなについてたか?
「まとめに入るぞ」「いよいよ謎が解き明かされるぞ」ってな感じで視聴者にアピール(視聴率アップ狙い?)するために、「いよいよ最終章突入!」なんてクレジットするのかもしれないけどさ。あんまり期待感、ワクワク感、どうなるんだろう目が離せないぜこりゃってならないのよね。スケールが小さいからかな。

月曜日の『トレース〜科捜研の男』では、主演の関ジャニ∞錦戸亮演じる主人公の子供の頃の事件の真相に迫る。千原ジュニアはこの謎のキーマンとして毎回ちょこっとラストに出てたが、原作読んでない人は一体この人誰?って感じだっただろう。新木優子が錦戸の過去の事件を知り一人モヤモヤやきもき。最初はうるさいだけだった船越英一郎刑事がいい感じになり協力するみたい。
だが、このペースだと多分最終回までに謎は解けない。season2へ引っ張る作戦か?


同じく月曜日の『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!」では、主演の真木よう子が巻き込まれてた古谷一行頭取と柳葉敏郎副頭取との争いにケリがつきそうだ。だけどこれ、よくよく考えたら最終章でもなんでもないのよね。引っ張るなら半沢直樹や下町ロケットのなんとか編って方が良かったかもしれないね。


金曜日の『メゾン・ド・ポリス』では高畑充希刑事の父親が事故死とされた事件の真相に迫る。シェアハウスの住民、元副警視総監の近藤正臣と元公安のエース西島秀俊はやっぱりこの事件を知っていた。事件の捜査はするなと警察組織に圧力かけられるが、高畑充希はメゾン・ド・ポリスの住民に、事件の真相を探るのを手伝ってくれと言うのだった。次回は佐野史郎まで登場してくるぞ。

っていうかちょっともったいないなぁ。
老刑事の足で稼ぐ捜査、元鑑識の眼の付け所、捜査のためなら暴走する元公安、昔のコネをふんだんに使う副総監。昭和の匂いのプンプンする警察引退組と若い現役女性刑事のチームって設定は面白かっただけに残念。だって真相が解明したら続編やseason2は作られないだろうから。


土曜日の『イノセンス 冤罪弁護士』では、坂口健太郎が弁護士になるきっかけになった科学者藤木直人の恋人の死の真相に迫る。こちらも過去の事件を川口春奈がなんとなく気づき、トレースの新木優子と同じく一人モヤモヤしてるのも似ている。


日曜日の『3年A組-皆さんは今から人質です』では、クラス生徒全員を人質に籠城した主人公の菅田将暉先生自ら「ヒーロー編突入」とか「いよいよ最終章だ」って言ってるけど、このドラマが今クールで一番面白い。
しかしもう残り数回しかないが、本当に事件の真相、本当の敵はわかるのか。

上白石萌歌を死に追い詰めたのはのは誰だ。フェイク動画を半グレ集団に依頼した田辺誠一はどこまで関わってたのか。菅田将暉になぜ大友康平理事官や矢島憲一社長は協力してくれたのか。椎名桔平に大友康平が「俺たちのターゲットはもっと上だ」と言ってたが、現科学文部大臣はより上の悪は誰だ。ガルムフェニックスは助けに来てくれるし、第九話ラストでは永野芽郁が「殺したのは私だ」とか言い出したぞ。残り数回で伏線は全部回収できるのか?

『銀魂』のように終わるに追われなくなったりしないか?まぁあの風呂敷広げまくった『からくりサーカス』でさえなんとか終われたくらいだ、大丈夫だろうとは思うが・・・。ただ、第9話ではいきなり菅田将暉先生の三回忌のシーンになって、数年後の生徒たちの姿が描かれてた。『NANA』のように未来と今がシンクロしなくなったり矛盾が出てきて回収できなくなってしまうパターンだけは勘弁してくれ。


同じく日曜日の『グッドワイフ』。唐沢寿明を貶めた黒幕は誰だ!ってどんだけ引っ張るのだってくらい引っ張る。「もう滝藤憲一でいいよ」「北村匠海海も怪しい」「まさかの小泉孝太郎」。それなのにそれ以外はどんどんスピーディに展開。

唐沢が失脚した原因の不倫騒動相手相武紗季は、8000万も口止料もらってたのにあっさり口を破り、唐沢寿明と何もなかったと言う。
水原希子の元旦那の丸山智己が出てきたけどあっさり吉田鋼太郎に圧力かけられてフェードアウト。その代わり水原希子は過去の事件をネタに・・・。
情報提供者(協力者)はあっさり拘束され、自分が集めた情報を渡そうとした相武紗季は階段から転がり落とされ、小泉孝太郎はせっかく掴んだ証拠書類を嫉妬心から渡さないが次の日にはやっぱりあったと唐沢に渡す。しかし唐沢は滝藤からの「フェイクでは」という電話であっさり破棄することに決める。

そりゃ原作はアメリカの連続ドラマで全156話、シーズン7まで続いた超大作。これをたった1クールでなんとかしようってのが無理があるわな。
さぁ、黒幕政治家の不正を暴けるのかの前に、風呂敷たためるのかちょっと心配。っていうかこのままだと全然グッドワイフじゃないぞ。大丈夫か。


木曜日の『刑事ゼロ』。沢村一樹が20年間の刑事の記憶を無くしていたことが、元妻の弁護士財前直見にバレた。
さぁ最終章でどうなる!って別にどうでもいいや。もし『科捜研の女』とか『遺留捜査』みたいに京都を舞台にしたシリーズものにするのなら、最後はなんとなくうやむやでって感じだろう。


水曜日の『家売るオンナの逆襲』には【最終章】ってのはついてなかったと思うけど、最終回には舘ひろしが登場してくるらしい。
『あぶない刑事』が始まった頃はまだ仲村トオルはペーペーだった。そう考えたら年月が経つのって早いなぁ。
前回に引き続き相変わらずクールに不動産を販売する北川景子。相変わらず振り回される工藤阿須加。お調子者のイモトアヤコ。ここまではいいのだが、松田翔太と千葉雄大のラブラブシーンはいらなかったのではないかな。今時の若手社員を演じる二人のウザさよりも見ててしんどい。
『グッドワイフ』の小泉孝太郎と北村匠海のイチャイチャとかと同じく、これって誰か喜ぶの?ジェンダーとかLGBTは本編で描かれてたぞ。働く女性とか、整形美人とか、不倫カップルとか、親の羅臼とチャンス欲求とか、いろんな問題を毎回描いてただけに、チョット残念。

あれ?最後は本題からずれちゃった。
ではいよいよ最終章へ突入。

嘘です、もうネタありません。