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バリバリ働く女はかっこいい?
なんか最近って、仕事をバリバリこなして一生懸命働く女性が主人公のドラマが増えてきてる。
女性活用とか、女性をもっと社会登用とかスローガンあげてる風潮のせいか?
最近のドラマでも北川景子が「Go!」とダメ社員に喝を入れ、「私に売れない家はない」と豪語し、不動産の販売をバリバリこなすドラマがヒットした。
ちょっと伏線の恋愛のどうたらこうたらが邪魔だったが、武井咲がティファニーで必死に働くドラマなんかもあった。
松嶋菜々子がバリバリ働く編集長を演じたドラマもあった。視聴率は知らないが、女性がバリバリ働くドラマが多い。
次のクールから始まる石原さとみ主演の「地味に凄い!校閲ガール・河野悦子」もそんなドラマになりそうだ。
ファッション編集部希望なのになぜか校閲部で働くことになったおしゃれ大好き主人公が、慣れない仕事をバイタリティでガンガンこなしていくドラマだそうだ。
原作は宮木あや子さんの本「校閲ガール」。
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なぜドラマ化にあたって「地味に凄い!」って言葉をタイトルにわざわざつけたのか不明。
「無駄に綺麗」とかと同じか?それこそ校閲に引っかかりそうだが。
この校閲、本や出版物にはかなり重要。
誤字脱字、差別用語や誤解を招かないかとか、文章的に文法的に間違ってないかとか。
あまり触りすぎると作者の意図を壊しかねないから、作家と結構もめることも多いらしい。
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あるときちょっと原稿を書くことがあって、それがファックスでゲラが送り返されてきたんだが、原稿に朱書きであちこちに校正入れられると「あぁ、俺って語彙知らないなぁ」とか「二重表現(熱いお湯みたいなことね)多いなぁ」って凹む。
でもさこのドラマ、最近の意味不明言葉となんでも短縮、ボキャブラリーと語彙の少ない若者に受けるんだろうか。
シン・ゴジラで日系3世役の石原さとみが流暢に英語喋ったりしてた。日本語でしゃべる時もカタカナ語(外来語)の部分は英語発音。見事だった。
その石原さとみが、自分の中の日本人のアイデンティティを(のが3回続くのも本来ダメ)を表すシーンが印象的。それまでアメリカ読みで呼んでた「ガッジーラ、いえ、ゴジラが・・・」これだけで見事に表現してた。こんな台本も全て今は校閲が入る。
大変だっただろうな。
シン・ゴジラの台本は長谷川博己が「台本見たときこれって3話分じゃないですか?」って言ったくらい分厚かったらしい。台本は基本1ページが一分だからね。それを二時間で収めるからか、政治家や官僚が話すときやたらと早口で簡潔に喋ってた。実際の政治家や役人の会話って早口だものね。時間がないからとか無駄にしたくないからだろう。これも庵野秀明監督のこだわりか。
おっといけないまたシン・ゴジラネタになってしまった。話を戻そう。
そういや庵野秀明監督の奥様は漫画家の安野モヨコさん。「監督不行き届」ってエッセイ漫画も書いてる。
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この安野モヨコさんの名作が「働きマン」。編集部で働く女性を描いた名作で、菅野美穂主演でドラマ化もされた。
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この主人公の女性もバリバリ働いてたから、そう考えると以前から働く女性を描いた作品はあるのだなぁ。
編集部が舞台の漫画といえば、黒木華主演でドラマ化された「重版出来」も面白かった。
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学生時代柔道ばっかりしてた女が、なぜか漫画編集部に入社。慣れない職場をバイタリティあふれる行動と熱意でバリバリ働いてたな。
どちらもダメなやる気のない男性若手社員が出てくるが、バリバリこなすベテラン男性社員も描かれてる。バランスの問題よね。
そういや北川景子の「家売る女」ってドラマでも校閲部の女性が登場した回があった。
これが前ふりだとしたら、地味に凄いのかも。
そういや、重版出来でも小日向さん演じるベテラン漫画家がいきなり長期連載を終了する話があった。引退か?って周りが思ったが実は新しい話が描きたいからロングランのこの漫画は終わらすって。
これも、少年マガジンで40年間という長期連載されてて前人未到の単行本200巻発売と同時に連載を終了された秋本治先生のこち亀と通じるものがあるなぁ。
地味に凄いぞ。出版業界。
ちなみに同じ出版業界を舞台にした小説で、ダメな本も一冊紹介。
五十嵐貴久の「編集ガール」。
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「校閲ガール」とタイトルが似てるからひょっとして同じ作者の違う本かな?なんて期待して読んだんだが(校閲ガールの作者は宮木あや子さん)、これはダメ。
全然面白くない。くだらん。時間の無駄。
主人公の経理事務やってる女の子が、気楽に出した企画が社長の目に留まり、ファッション誌の編集長に抜擢される。
新編集部に集められた4人と一緒に新雑誌を立ち上げるストーリーなんだが、これがまた全然面白くない。
主人公の女が本の半分くらいまで「なんで私がぁ」とか「もう嫌ダァ」って言ってるのうざいし、頑張ってなんとか出版までこぎつける苦労がそのあと書いてあるんだが、こんなものはそこらの編集部で毎月のように行われてることだろうし、一癖も二癖もありそうなスタッフは全然クセがないし、彼は上から目線でうざいし、なんで社長がこのメンバー集めたのかとか、なぜど素人の経理事務の女をファッション誌の編集長に抜擢したのか最後まで意味不明だし、最後は無理やりまとめた感じだし。
この本は「校閲ガール」と間違えて買ったり借りたりしないように。きっとがっかりします。
この本に1600円(税込1728円)出すのなら、あと72円出してシンゴジラを映画館で見た方がかなりのお値打ちです。
または安野モヨコさんの働きマン1−4巻完結セット2220円をamazonで買った方がいいです。
なんか最近って、仕事をバリバリこなして一生懸命働く女性が主人公のドラマが増えてきてる。
女性活用とか、女性をもっと社会登用とかスローガンあげてる風潮のせいか?
最近のドラマでも北川景子が「Go!」とダメ社員に喝を入れ、「私に売れない家はない」と豪語し、不動産の販売をバリバリこなすドラマがヒットした。
ちょっと伏線の恋愛のどうたらこうたらが邪魔だったが、武井咲がティファニーで必死に働くドラマなんかもあった。
松嶋菜々子がバリバリ働く編集長を演じたドラマもあった。視聴率は知らないが、女性がバリバリ働くドラマが多い。
次のクールから始まる石原さとみ主演の「地味に凄い!校閲ガール・河野悦子」もそんなドラマになりそうだ。
ファッション編集部希望なのになぜか校閲部で働くことになったおしゃれ大好き主人公が、慣れない仕事をバイタリティでガンガンこなしていくドラマだそうだ。
原作は宮木あや子さんの本「校閲ガール」。
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なぜドラマ化にあたって「地味に凄い!」って言葉をタイトルにわざわざつけたのか不明。
「無駄に綺麗」とかと同じか?それこそ校閲に引っかかりそうだが。
この校閲、本や出版物にはかなり重要。
誤字脱字、差別用語や誤解を招かないかとか、文章的に文法的に間違ってないかとか。
あまり触りすぎると作者の意図を壊しかねないから、作家と結構もめることも多いらしい。
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あるときちょっと原稿を書くことがあって、それがファックスでゲラが送り返されてきたんだが、原稿に朱書きであちこちに校正入れられると「あぁ、俺って語彙知らないなぁ」とか「二重表現(熱いお湯みたいなことね)多いなぁ」って凹む。
でもさこのドラマ、最近の意味不明言葉となんでも短縮、ボキャブラリーと語彙の少ない若者に受けるんだろうか。
シン・ゴジラで日系3世役の石原さとみが流暢に英語喋ったりしてた。日本語でしゃべる時もカタカナ語(外来語)の部分は英語発音。見事だった。
その石原さとみが、自分の中の日本人のアイデンティティを(のが3回続くのも本来ダメ)を表すシーンが印象的。それまでアメリカ読みで呼んでた「ガッジーラ、いえ、ゴジラが・・・」これだけで見事に表現してた。こんな台本も全て今は校閲が入る。
大変だっただろうな。
シン・ゴジラの台本は長谷川博己が「台本見たときこれって3話分じゃないですか?」って言ったくらい分厚かったらしい。台本は基本1ページが一分だからね。それを二時間で収めるからか、政治家や官僚が話すときやたらと早口で簡潔に喋ってた。実際の政治家や役人の会話って早口だものね。時間がないからとか無駄にしたくないからだろう。これも庵野秀明監督のこだわりか。
おっといけないまたシン・ゴジラネタになってしまった。話を戻そう。
そういや庵野秀明監督の奥様は漫画家の安野モヨコさん。「監督不行き届」ってエッセイ漫画も書いてる。
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この安野モヨコさんの名作が「働きマン」。編集部で働く女性を描いた名作で、菅野美穂主演でドラマ化もされた。
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この主人公の女性もバリバリ働いてたから、そう考えると以前から働く女性を描いた作品はあるのだなぁ。
編集部が舞台の漫画といえば、黒木華主演でドラマ化された「重版出来」も面白かった。
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学生時代柔道ばっかりしてた女が、なぜか漫画編集部に入社。慣れない職場をバイタリティあふれる行動と熱意でバリバリ働いてたな。
どちらもダメなやる気のない男性若手社員が出てくるが、バリバリこなすベテラン男性社員も描かれてる。バランスの問題よね。
そういや北川景子の「家売る女」ってドラマでも校閲部の女性が登場した回があった。
これが前ふりだとしたら、地味に凄いのかも。
そういや、重版出来でも小日向さん演じるベテラン漫画家がいきなり長期連載を終了する話があった。引退か?って周りが思ったが実は新しい話が描きたいからロングランのこの漫画は終わらすって。
これも、少年マガジンで40年間という長期連載されてて前人未到の単行本200巻発売と同時に連載を終了された秋本治先生のこち亀と通じるものがあるなぁ。
地味に凄いぞ。出版業界。
ちなみに同じ出版業界を舞台にした小説で、ダメな本も一冊紹介。
五十嵐貴久の「編集ガール」。
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「校閲ガール」とタイトルが似てるからひょっとして同じ作者の違う本かな?なんて期待して読んだんだが(校閲ガールの作者は宮木あや子さん)、これはダメ。
全然面白くない。くだらん。時間の無駄。
主人公の経理事務やってる女の子が、気楽に出した企画が社長の目に留まり、ファッション誌の編集長に抜擢される。
新編集部に集められた4人と一緒に新雑誌を立ち上げるストーリーなんだが、これがまた全然面白くない。
主人公の女が本の半分くらいまで「なんで私がぁ」とか「もう嫌ダァ」って言ってるのうざいし、頑張ってなんとか出版までこぎつける苦労がそのあと書いてあるんだが、こんなものはそこらの編集部で毎月のように行われてることだろうし、一癖も二癖もありそうなスタッフは全然クセがないし、彼は上から目線でうざいし、なんで社長がこのメンバー集めたのかとか、なぜど素人の経理事務の女をファッション誌の編集長に抜擢したのか最後まで意味不明だし、最後は無理やりまとめた感じだし。
この本は「校閲ガール」と間違えて買ったり借りたりしないように。きっとがっかりします。
この本に1600円(税込1728円)出すのなら、あと72円出してシンゴジラを映画館で見た方がかなりのお値打ちです。
または安野モヨコさんの働きマン1−4巻完結セット2220円をamazonで買った方がいいです。
石原さとみのドラマは続編も決まったと聞いてますね。