さっちゃんはね さちこっていうんだほんとはね。
誰もが知ってるこの童謡「サッちゃん」を作曲された大中恩(おおなかめぐみ)さんがお亡くなりになられた。
正直、童謡の作詞者や作曲者の名前なんてほとんど知らない。
音楽の教科書に載ってて無理やり歌わされた歌と違い、童謡は昔から歌い継がれてる。ほとんどの人がなんとなく覚えた、なんとなく口ずさんでたって感じではないか。誰に教わったとかでさえ曖昧。
メロディとともに覚えてるから、多分正確な歌詞でもないかもしれない。
ましてや誰が作った、歌詞は誰が書いたってのは気にもしていない。そんなのはお亡くなりになられた訃報で初めて知ることが多い。今回のサッちゃんの作曲家の名前も、ニュースで初めて知ったくらいだ。
この「サッちゃん」のせいで、全国のサチコさんが「サッちゃん」とあだ名をつけられたことだろう。
僕の友人知人にもサチコさんは結構いるがほとんど子供の頃のあだ名は「サッちゃん」だったみたいだ。
昭和の頃の女の子の名前は「子」がついた名前が圧倒的に多かった。
愛子、陽子、恵子、良子・・・。
喜美、里美、仁美、留美など「美」がつく名前が出てくるまで圧倒的に「子」が多い。
読み方は一緒でも漢字が違ったりするのでバリエーションも豊富。ようこさんなら陽子、洋子、葉子。けいこさんでは恵子、圭子、景子。よしこさんも良子、良子、中には佳子さんや恵子さんもいて、けいこさんかよしこさんかどっち読みだだ?って人もいる。
その中でサチコさん。
漢字で書くと幸子と書く人が圧倒的に多いが、「サチコ」なのか「ユキコ」なのか字だけではわからない。
だからこの歌「サッちゃん」が生まれたのかもしれない。
さっちゃんはね さちこっていうんだほんとはね。
だけどちっちゃいから自分のことサッちゃんて呼ぶんだよ
おかしいな サッちゃん
でも、この歌ちょっと怖いの。
「かごめかごめ」ほどじゃないけど、歌詞のいたるところに怖さが出てるのね。
まずファーストフレーズの「おかしいな」。
普通なら「おかしいね」となるところが「おかしいな」。たった一文字だがこの歌詞がすごく気になるの。この作詞をした人は現代で「ルミねぇ〜」とか「エミ的にわぁ〜」って自分のことを他人称で呼ぶ女を目の当たりにしてどう思うんだろう。やっぱり「(この子)おかしいな」って思うのだろうか。
サッちゃんはねバナナが大好きほんとだよ
だけどちっちゃいからバナナを半分しか食べられないの
かなしいねサッちゃん
唐突にバナナ。
この歌がは浦票された頃はバナナも卵も高級品だった。ガキの頃熱を出した時にしか食べさせてもらえなかったバナナとアイスクリーム(メロンなんて高嶺の花だ)。
ってことはこのサッちゃんは病弱だったのか?しかも食が細くて半分しか食べられない。だから悲しいのか?
サッちゃんが遠くへ行っちゃうって本当かな
だけどちっちゃいから僕のこと忘れてしまうだろ
さびしいな サッちゃん
そして遠くへ行っちゃうのは、病気静養のために空気のいいところに行くのか、それとも死期が近づいててお空に行ってしまうのか。
それを「ちっちゃいから僕のことなんて忘れてしまうだろうね」って、「さいしいね」って。
これって童謡だよね?
なんて悲しい歌なんだ。
童謡には改めて歌詞を見るとすごく寂しかったり悲しかったり怖かったりする歌が多いんだけど、これもそうだったのかと改めて思った。
今ようやく井上陽水の初期の曲で「チエちゃん」っていう歌が、このサッちゃんをモチーフにしたような寂しい歌だということを認識した。
サチコといえば、ばんばひろふみさんの「SACHIKO」という曲がある。
多分このSACHIKOは歌詞から察するに幸子だと思うのだが、あえてアルファベット表記。
ユーミンの「いちご白書よもう一度」でヒットされた、ばんばひろふみさん作詞のこの歌も悲しい。
幸せを数えたら片手にさえ余る
不幸せを数えたら両手でも足りない
いくら心が綺麗でもみにくいアヒルの子では嫌だと・・・
そんな薄幸のサチコさんを見守る男の歌なのだが、全国のサチコさんはこの曲をどう捉えていたんだろう。
共感できたのか、それとも「私、この名前のおかげで幸せですけど?」ってかんじなのか。
1980年にこの歌がヒットしてから女の子の名前にサチコがつけられることは減った。っていうより「子」がつく名前がどんどん減り、キラキラネームが出てきた。今では芸能人に限らず「なんて読むんだ?」って名前が多い。
2018年の新生児の名前。
女の子は1位結月、2位結愛、3位結菜と結ぶが圧倒的に多い。子がつくのは10位の莉子だけだ。(ちなみに男の子は1位蓮、2位湊、3位大翔)
一文字の名前だけで見ると1位杏(総合4位)、2位凛(総合5位)、3位葵(総合7位)だそうだ。
平成時代(1989〜2018)だけで集計すると
女の子は1位美咲、2位葵、3位陽菜。(男の子は1位翔太、2位翔、3位健太)
子がつく名前はベスト10にはランクインしていない。
名は体を表すと言われてたが本当にそうだろうか。
全国のサチコさん。
今、幸せですか?
誰もが知ってるこの童謡「サッちゃん」を作曲された大中恩(おおなかめぐみ)さんがお亡くなりになられた。
正直、童謡の作詞者や作曲者の名前なんてほとんど知らない。
音楽の教科書に載ってて無理やり歌わされた歌と違い、童謡は昔から歌い継がれてる。ほとんどの人がなんとなく覚えた、なんとなく口ずさんでたって感じではないか。誰に教わったとかでさえ曖昧。
メロディとともに覚えてるから、多分正確な歌詞でもないかもしれない。
ましてや誰が作った、歌詞は誰が書いたってのは気にもしていない。そんなのはお亡くなりになられた訃報で初めて知ることが多い。今回のサッちゃんの作曲家の名前も、ニュースで初めて知ったくらいだ。
この「サッちゃん」のせいで、全国のサチコさんが「サッちゃん」とあだ名をつけられたことだろう。
僕の友人知人にもサチコさんは結構いるがほとんど子供の頃のあだ名は「サッちゃん」だったみたいだ。
昭和の頃の女の子の名前は「子」がついた名前が圧倒的に多かった。
愛子、陽子、恵子、良子・・・。
喜美、里美、仁美、留美など「美」がつく名前が出てくるまで圧倒的に「子」が多い。
読み方は一緒でも漢字が違ったりするのでバリエーションも豊富。ようこさんなら陽子、洋子、葉子。けいこさんでは恵子、圭子、景子。よしこさんも良子、良子、中には佳子さんや恵子さんもいて、けいこさんかよしこさんかどっち読みだだ?って人もいる。
その中でサチコさん。
漢字で書くと幸子と書く人が圧倒的に多いが、「サチコ」なのか「ユキコ」なのか字だけではわからない。
だからこの歌「サッちゃん」が生まれたのかもしれない。
さっちゃんはね さちこっていうんだほんとはね。
だけどちっちゃいから自分のことサッちゃんて呼ぶんだよ
おかしいな サッちゃん
でも、この歌ちょっと怖いの。
「かごめかごめ」ほどじゃないけど、歌詞のいたるところに怖さが出てるのね。
まずファーストフレーズの「おかしいな」。
普通なら「おかしいね」となるところが「おかしいな」。たった一文字だがこの歌詞がすごく気になるの。この作詞をした人は現代で「ルミねぇ〜」とか「エミ的にわぁ〜」って自分のことを他人称で呼ぶ女を目の当たりにしてどう思うんだろう。やっぱり「(この子)おかしいな」って思うのだろうか。
サッちゃんはねバナナが大好きほんとだよ
だけどちっちゃいからバナナを半分しか食べられないの
かなしいねサッちゃん
唐突にバナナ。
この歌がは浦票された頃はバナナも卵も高級品だった。ガキの頃熱を出した時にしか食べさせてもらえなかったバナナとアイスクリーム(メロンなんて高嶺の花だ)。
ってことはこのサッちゃんは病弱だったのか?しかも食が細くて半分しか食べられない。だから悲しいのか?
サッちゃんが遠くへ行っちゃうって本当かな
だけどちっちゃいから僕のこと忘れてしまうだろ
さびしいな サッちゃん
そして遠くへ行っちゃうのは、病気静養のために空気のいいところに行くのか、それとも死期が近づいててお空に行ってしまうのか。
それを「ちっちゃいから僕のことなんて忘れてしまうだろうね」って、「さいしいね」って。
これって童謡だよね?
なんて悲しい歌なんだ。
童謡には改めて歌詞を見るとすごく寂しかったり悲しかったり怖かったりする歌が多いんだけど、これもそうだったのかと改めて思った。
今ようやく井上陽水の初期の曲で「チエちゃん」っていう歌が、このサッちゃんをモチーフにしたような寂しい歌だということを認識した。
サチコといえば、ばんばひろふみさんの「SACHIKO」という曲がある。
多分このSACHIKOは歌詞から察するに幸子だと思うのだが、あえてアルファベット表記。
ユーミンの「いちご白書よもう一度」でヒットされた、ばんばひろふみさん作詞のこの歌も悲しい。
幸せを数えたら片手にさえ余る
不幸せを数えたら両手でも足りない
いくら心が綺麗でもみにくいアヒルの子では嫌だと・・・
そんな薄幸のサチコさんを見守る男の歌なのだが、全国のサチコさんはこの曲をどう捉えていたんだろう。
共感できたのか、それとも「私、この名前のおかげで幸せですけど?」ってかんじなのか。
1980年にこの歌がヒットしてから女の子の名前にサチコがつけられることは減った。っていうより「子」がつく名前がどんどん減り、キラキラネームが出てきた。今では芸能人に限らず「なんて読むんだ?」って名前が多い。
2018年の新生児の名前。
女の子は1位結月、2位結愛、3位結菜と結ぶが圧倒的に多い。子がつくのは10位の莉子だけだ。(ちなみに男の子は1位蓮、2位湊、3位大翔)
一文字の名前だけで見ると1位杏(総合4位)、2位凛(総合5位)、3位葵(総合7位)だそうだ。
平成時代(1989〜2018)だけで集計すると
女の子は1位美咲、2位葵、3位陽菜。(男の子は1位翔太、2位翔、3位健太)
子がつく名前はベスト10にはランクインしていない。
名は体を表すと言われてたが本当にそうだろうか。
全国のサチコさん。
今、幸せですか?
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