今日はフランス女性っぽいやつです。
ゴーフレット・・・。少し古くささをかんじますが、たまに食べるとすごくおいしいですね。クリーム、なめらか。
前回ビックリマンの話をしました。今回はその続きです。
というのも、前回はビックリマンを禁止した小学校の話でしたけど、ビックリマンにはほかにもたくさんの思い出があって、全然語りきれてなかったからです。
ロッテのお菓子の話をブルボンの記事でするのはどうかという気もしますが、そこはまあご愛嬌ということで。
ビックリマンシールの一番人気はヘッド。キラキラシールです。これが封入されてる確率は低いから、みんな必死で手に入れようとするのです。
よくジンクスで、「ヘッドが入ってる場所はどこか」みたいなことが言われてました。お店に置かれてる、ビックリマンのお菓子の箱。50個くらい入ってて、25個ずつ2列に並んでましたかね。
その中の、「左列の前から4番目」とか、「右列の一番うしろ」とか、ヘッドが入ってる確率が高い場所というのが、ジンクスとしてあったんですね。それはだいたい広く共有された情報ではなく、ひとりひとりの経験値から導き出された、ごく私的なジンクスである場合が多かったように思います。僕にもありました。
当時は、あまりにも飛ぶように売れるもんだから、販売個数がよく制限されてましたね。お店によって、ひとり2個までとか、そういう制限が珍しくありませんでした。大人買いや箱買いは、夢のまた夢でしたね。
んで、確実にビックリマンを購入するために、「隠す」こともやっていました。近所のスーパーの棚は、構造上の欠陥なのか、奥のほうに空洞があって、小さい物ならそこに隠しておくことができたんです。
1日のお小遣い100円で、一度に買えるビックリマンは3個。なので、3個以上在庫があった場合は、残りのやつを棚の空洞に押し込んで、隠しておくのです。そうしておけば、翌日売り切れていたとしても、空洞から取り出して買うことができる。
いや、悪いことやってましたよ。当時は悪気なんてありませんでしたけど。ビックリマンが僕を狂わせたのです。
でも、隠しておいたビックリマンがなくなっていたこともありました。僕のほかにも、空洞の存在に気づいていたヤツがいたのです。
偽物も大量に出回ってましたね。当時は著作権がいい加減だったのでしょう。
駄菓子屋で、封筒入りのが売られてたりとかね。ブロマイドとか、こすると煙が出る「ようかいけむり」なんかの類似品としてあったんです。サイズは正規品より大きかったりしましたね。
あとガチャガチャ。ガチャでも偽物のビックリマン売ってました。僕の地元じゃ100円で2枚入りと、だいぶ割高でしたが、入っていたのはほぼキラシール(ヘッド)で、キラが手に入ればそれでいいって子供にはちょうどよかったんですね。シールはカプセルより大きいんで、ひん曲がった状態で入ってました。
本物はキラに希少性を持たせるために数を少なくしていましたけど、偽物作ってる会社は、とにかく1回でも多くガチャを回させるためにキラばかりにしていたのですね。
本物のシールであれば裏側の左上にロッテのロゴが入ってるんですけど、偽物にはそれがないんですね。著作権の感覚がゆるかったとはいえ、さすがにロゴまでパクるわけにはいかないという倫理観はあったのでしょう(もしくは自己防衛のためか)。
なので、裏側の左上には何も記載されていないか、もしくは「ロッチ」と記されていたんです。
ああ、懐かしいですね。ロッテならぬ、ロッチ。本物に見せかけて実は本物じゃないという子供だまし。これなら訴えられることもありません(たぶん)。
若い人は知らないかもしれませんけど、お笑いコンビのロッチはここから取ってるんですね。パチモンが芸名なのです。ロッチもビックリマン直撃世代ということです。
偽物作ってた会社の社名がほんとにロッチだったかというと、そんなことはないのでしょうけど。
それから、シールを収録するアルバムもあったんですけど、こちらもパチモンがありまして、僕はそれを使っていました。どこで手に入れたかはもう覚えていません。キャラクターのへたくそなイラストが描かれていましたね。
シールは今でも実家に残っているでしょうか。残っていたら、プレミアついたやつもあるはずです。
類似品、というか、露骨なパクリ商品でドキドキ学園っていうのもありましたね。僕はそちらも買ってました。
ビックリマン的シールが入っていて、お菓子はこちらもウエハースチョコでした。ビックリマンと比べて、あまりおいしくなかったように記憶しています。メーカーをすっかり失念していて、今調べてみたんですが、フルタ製菓が出してたんですね。
最初はシールだけだったんですけど、あるときリニューアルして、シールとカードの2つ入りになりました。子供の収集願望を刺激するのに必死だったんですね。
それとキャンペーンみたいな形で、何円分かの切手を送ったらシールをもらえるっていうのもやってましたね。もはやお菓子とか関係なく、直でシールを販売していたのです。
ビックリマンが復刻したことだし、ドキドキ学園も復刻してはどうでしょうか。ただし、お菓子はもうちょっとおいしくしてください。
ビックリマンには、アニメもありました。欠かさず観ていたんですけど、内容はほとんど覚えていません。ヤマト王子(お守りでしたっけ?)が主人公で、「たっきゅうどー」っていう、足が超速くなる能力があったことと、「次界」っつー場所(別世界?)を目指して冒険していたってのは覚えているのですが。ウィキペディアで確認してみましたが、なんのことやらさっぱりです。記憶にない。
あとエンディングテーマね。オープニングのほうは思い出せないけど、なぜかエンディングだけはよく覚えています。ジャスラックの目があるんで、詳しくは紹介しませんが、けっこういい曲なんで、聴けるものなら聴いてみてください。
あと、ビックリマン売ってるお店の情報が出回ってたんですけど、校区外の駄菓子屋がよく売ってるお店として噂されていたんですね。校区外、つまり小学校の区域の外にあるお店です。校区外には生徒だけで行ってはいけないという校則がありましたので、その駄菓子屋に行くのには背徳感も備わっていました。いけないことだと思いつつも、ビックリマンの魅力には抗えずに足を向けたわけです。
ところがその駄菓子屋、とんでもないお店だったのです。
僕が訪れたとき、ちょうどビックリマンが入荷されていたんですけど、店のおばあちゃんが、「私はビックリマンを仕入れるのに一生懸命頭を下げた。ほかのお菓子とセットじゃないと売ってもらえなかった。だからほかのお菓子3つ買ったらビックリマン1つ買っていい」と言ったのです。抱き合わせ販売です。
ほんとにほかのお菓子とセットじゃないと仕入れることができなかったのか、それはわかりません。いずれにせよ子供には理不尽な抱き合わせをせまられた。抱き合わせは当時から違法でしたっけか。うろ覚えなのですが、抱き合わせに指定されたお菓子は、子供にはあまり人気がなく、僕も買いたくないやつだったと記憶しています。
いらないお菓子なんか買いたくない。でもビックリマンは欲しい。それに、わざわざ校区外まで来ておきながら、手ぶらで帰りたくない。
背に腹は代えられぬとばかりに、僕は抱き合わせ購入しました。そうして手に入れたビックリマン、入っていたのは、つまらない悪魔のシールでした。
ちなみにこの駄菓子屋のおばあちゃん、このような手口をしょっちゅう使っていたようで、僕の友達がプラモデルを買おうとしたところ、「それを買うならこっちも買わにゃならん」と言われ、欲しくないプラモデルまで無理矢理買わされたそうなのです(この話を聞いたのは、ビックリマンを買ったあとのこと)。
駄菓子屋のお年寄りといったら、子供が好きでやってるって人が大半なんでしょうけど、中にはこういうのもいたんですね。子供嫌いだったり、子供だましで売り上げ稼ごうとするような人。愛想を振りまくこともない、しかめっ面の人でした。
今こういう店があったらすぐに小学校とPTAで大問題になるでしょうね。そんでお店に苦情を入れたり、生徒に入店を禁止したりといった対処をするでしょう。でも当時はそのへんがいい加減というか、学校がそこまで介入しないという空気が一般的でした。だから子供だましババアがのさばっていたんですね。
子供だましババア・・・ネロ魔身に吸い込まれろ!
ゴーフレット・・・。少し古くささをかんじますが、たまに食べるとすごくおいしいですね。クリーム、なめらか。
前回ビックリマンの話をしました。今回はその続きです。
というのも、前回はビックリマンを禁止した小学校の話でしたけど、ビックリマンにはほかにもたくさんの思い出があって、全然語りきれてなかったからです。
ロッテのお菓子の話をブルボンの記事でするのはどうかという気もしますが、そこはまあご愛嬌ということで。
ビックリマンシールの一番人気はヘッド。キラキラシールです。これが封入されてる確率は低いから、みんな必死で手に入れようとするのです。
よくジンクスで、「ヘッドが入ってる場所はどこか」みたいなことが言われてました。お店に置かれてる、ビックリマンのお菓子の箱。50個くらい入ってて、25個ずつ2列に並んでましたかね。
その中の、「左列の前から4番目」とか、「右列の一番うしろ」とか、ヘッドが入ってる確率が高い場所というのが、ジンクスとしてあったんですね。それはだいたい広く共有された情報ではなく、ひとりひとりの経験値から導き出された、ごく私的なジンクスである場合が多かったように思います。僕にもありました。
当時は、あまりにも飛ぶように売れるもんだから、販売個数がよく制限されてましたね。お店によって、ひとり2個までとか、そういう制限が珍しくありませんでした。大人買いや箱買いは、夢のまた夢でしたね。
んで、確実にビックリマンを購入するために、「隠す」こともやっていました。近所のスーパーの棚は、構造上の欠陥なのか、奥のほうに空洞があって、小さい物ならそこに隠しておくことができたんです。
1日のお小遣い100円で、一度に買えるビックリマンは3個。なので、3個以上在庫があった場合は、残りのやつを棚の空洞に押し込んで、隠しておくのです。そうしておけば、翌日売り切れていたとしても、空洞から取り出して買うことができる。
いや、悪いことやってましたよ。当時は悪気なんてありませんでしたけど。ビックリマンが僕を狂わせたのです。
でも、隠しておいたビックリマンがなくなっていたこともありました。僕のほかにも、空洞の存在に気づいていたヤツがいたのです。
偽物も大量に出回ってましたね。当時は著作権がいい加減だったのでしょう。
駄菓子屋で、封筒入りのが売られてたりとかね。ブロマイドとか、こすると煙が出る「ようかいけむり」なんかの類似品としてあったんです。サイズは正規品より大きかったりしましたね。
あとガチャガチャ。ガチャでも偽物のビックリマン売ってました。僕の地元じゃ100円で2枚入りと、だいぶ割高でしたが、入っていたのはほぼキラシール(ヘッド)で、キラが手に入ればそれでいいって子供にはちょうどよかったんですね。シールはカプセルより大きいんで、ひん曲がった状態で入ってました。
本物はキラに希少性を持たせるために数を少なくしていましたけど、偽物作ってる会社は、とにかく1回でも多くガチャを回させるためにキラばかりにしていたのですね。
本物のシールであれば裏側の左上にロッテのロゴが入ってるんですけど、偽物にはそれがないんですね。著作権の感覚がゆるかったとはいえ、さすがにロゴまでパクるわけにはいかないという倫理観はあったのでしょう(もしくは自己防衛のためか)。
なので、裏側の左上には何も記載されていないか、もしくは「ロッチ」と記されていたんです。
ああ、懐かしいですね。ロッテならぬ、ロッチ。本物に見せかけて実は本物じゃないという子供だまし。これなら訴えられることもありません(たぶん)。
若い人は知らないかもしれませんけど、お笑いコンビのロッチはここから取ってるんですね。パチモンが芸名なのです。ロッチもビックリマン直撃世代ということです。
偽物作ってた会社の社名がほんとにロッチだったかというと、そんなことはないのでしょうけど。
それから、シールを収録するアルバムもあったんですけど、こちらもパチモンがありまして、僕はそれを使っていました。どこで手に入れたかはもう覚えていません。キャラクターのへたくそなイラストが描かれていましたね。
シールは今でも実家に残っているでしょうか。残っていたら、プレミアついたやつもあるはずです。
類似品、というか、露骨なパクリ商品でドキドキ学園っていうのもありましたね。僕はそちらも買ってました。
ビックリマン的シールが入っていて、お菓子はこちらもウエハースチョコでした。ビックリマンと比べて、あまりおいしくなかったように記憶しています。メーカーをすっかり失念していて、今調べてみたんですが、フルタ製菓が出してたんですね。
最初はシールだけだったんですけど、あるときリニューアルして、シールとカードの2つ入りになりました。子供の収集願望を刺激するのに必死だったんですね。
それとキャンペーンみたいな形で、何円分かの切手を送ったらシールをもらえるっていうのもやってましたね。もはやお菓子とか関係なく、直でシールを販売していたのです。
ビックリマンが復刻したことだし、ドキドキ学園も復刻してはどうでしょうか。ただし、お菓子はもうちょっとおいしくしてください。
ビックリマンには、アニメもありました。欠かさず観ていたんですけど、内容はほとんど覚えていません。ヤマト王子(お守りでしたっけ?)が主人公で、「たっきゅうどー」っていう、足が超速くなる能力があったことと、「次界」っつー場所(別世界?)を目指して冒険していたってのは覚えているのですが。ウィキペディアで確認してみましたが、なんのことやらさっぱりです。記憶にない。
あとエンディングテーマね。オープニングのほうは思い出せないけど、なぜかエンディングだけはよく覚えています。ジャスラックの目があるんで、詳しくは紹介しませんが、けっこういい曲なんで、聴けるものなら聴いてみてください。
あと、ビックリマン売ってるお店の情報が出回ってたんですけど、校区外の駄菓子屋がよく売ってるお店として噂されていたんですね。校区外、つまり小学校の区域の外にあるお店です。校区外には生徒だけで行ってはいけないという校則がありましたので、その駄菓子屋に行くのには背徳感も備わっていました。いけないことだと思いつつも、ビックリマンの魅力には抗えずに足を向けたわけです。
ところがその駄菓子屋、とんでもないお店だったのです。
僕が訪れたとき、ちょうどビックリマンが入荷されていたんですけど、店のおばあちゃんが、「私はビックリマンを仕入れるのに一生懸命頭を下げた。ほかのお菓子とセットじゃないと売ってもらえなかった。だからほかのお菓子3つ買ったらビックリマン1つ買っていい」と言ったのです。抱き合わせ販売です。
ほんとにほかのお菓子とセットじゃないと仕入れることができなかったのか、それはわかりません。いずれにせよ子供には理不尽な抱き合わせをせまられた。抱き合わせは当時から違法でしたっけか。うろ覚えなのですが、抱き合わせに指定されたお菓子は、子供にはあまり人気がなく、僕も買いたくないやつだったと記憶しています。
いらないお菓子なんか買いたくない。でもビックリマンは欲しい。それに、わざわざ校区外まで来ておきながら、手ぶらで帰りたくない。
背に腹は代えられぬとばかりに、僕は抱き合わせ購入しました。そうして手に入れたビックリマン、入っていたのは、つまらない悪魔のシールでした。
ちなみにこの駄菓子屋のおばあちゃん、このような手口をしょっちゅう使っていたようで、僕の友達がプラモデルを買おうとしたところ、「それを買うならこっちも買わにゃならん」と言われ、欲しくないプラモデルまで無理矢理買わされたそうなのです(この話を聞いたのは、ビックリマンを買ったあとのこと)。
駄菓子屋のお年寄りといったら、子供が好きでやってるって人が大半なんでしょうけど、中にはこういうのもいたんですね。子供嫌いだったり、子供だましで売り上げ稼ごうとするような人。愛想を振りまくこともない、しかめっ面の人でした。
今こういう店があったらすぐに小学校とPTAで大問題になるでしょうね。そんでお店に苦情を入れたり、生徒に入店を禁止したりといった対処をするでしょう。でも当時はそのへんがいい加減というか、学校がそこまで介入しないという空気が一般的でした。だから子供だましババアがのさばっていたんですね。
子供だましババア・・・ネロ魔身に吸い込まれろ!
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