今日は宇宙一固いアイスです。
ちょっと前にブームになってたので買ってみました。この固さにはどのような必然性があるのでしょうか。もはや凶器です。
僕は以前、介護士として働いていました。それに先立って、ヘルパー2級(現・初任者研修)の資格を取得しました。最初に教室での座学と実技があって、その後デイケアやグループホームで、1日体験の研修がありました。
そこで、訪問介護の職場に行った時の話です。50代くらいのおばさん従業員の付き添いで、その職場の近くでひとり暮らしをしている、認知症のおばあさんの家に訪れました。
その方には息子さんがひとりいて、いろいろ世話を焼いてもらってはいるけど、別居しているという説明を受けました。僕は認知症なのにひとり暮らしをしているのかと、少し驚きましたが、おばさん従業員は「珍しくないですよ」とおっしゃいました。もう10年くらい前の話ですので、認知症のひとり暮らし、今はもっと増えているはずです。
認知症にもレベルがあって、「要介護」という基準で段階付けします(1~5の5段階評価)。ひとくちに認知症と言っても、進行ぐあいは人それぞれ。ですから、要介護レベルが低ければひとり暮らしもそれほど苦ではない、とは言えます。
その認知症のおばあさんは、90歳前後だったでしょうか、昔ながらの古いアパートに住まれていました。アパートに着くと、おばさん従業員は、鍵を取り出しました。ドアの横の窓の格子に、鍵穴のついた手のひらサイズの小箱がくくりつけられていて、おばさんは、取り出した鍵でその小箱を開けました。中には、鍵が入っていました。おばさんはその鍵で、おばあさんの家のドアを開けました。
鍵を使って鍵を取り出したのです。
これ、どういうことかわかりますか?
まず、おばさん従業員が携帯していたのが介護施設の備品の鍵。そして、小箱の中に入っていたのが利用者である認知症のおばあさんの鍵なのです。
介護施設は、利用者の私物を所持してはならない、という決まりがあります。だから、おばあさんの家の鍵を直接預かることができず、鍵を使って鍵を取り出すという回りくどいことをしなくてはならなかったのです。
法律だからやむを得ないことではあります。このような決まりがないと、認知機能の衰えたお年寄りが財産をだまし盗られてしまうおそれもある。
でも、なんだかなあって思っちゃうんですよね。いろんな決まり事を、あれも必要なんじゃないかこれも必要なんじゃないかって定めていって、がんじがらめにしている。こまごまとした決まり事が、介護士に負担として大きくのしかかっている。
細かい取り決めがなければ、あるいは、多少の例外は大目に見てもらえるような「緩さ」があれば、窓の格子に小箱をくくりつける必要も、小箱を開けてドアを開けるという2度手間を行う必要もないのです。
ヘルパー2級の座学で使用されてたテクストには、プライバシーを説明する箇所に、このような記述がありました。「東日本大震災の直後、介護士たちは、電話ボックスを探して走り回りました。プライバシーとは、それほど大切なものなのです」
地震の被害によって、ケータイが使えなくなっている。そして、普通の公衆電話では、誰かに話を聞かれてしまうかもしれない。だから利用者との連絡手段は電話ボックスでなければならなかった、というエピソードなのです。
苦労された介護士の方々には頭が下がるにしても、プライバシーとは、そこまで尊重されねばならないものなのか、という疑問がどうしてもぬぐえませんでした。
ひょっとしたら、利用者の中には、それほどプライバシーを気にかけていない人もいるかもしれない。多少は知られたくないこともあるけど、それ以外は他人に聞かれてもかまわないと考えているかもしれない。何より、電話ボックスを探すことに時間を取られ、介護サービスが遅くなったり、時間が短縮されてしまうくらいなら、プライバシーを犠牲にするほうがマシだ、という人だっているかもしれない。
そういった、「プライバシーよりも大切なもの」の存在を気にかけることなく、杓子定規に決まり事を守っているだけでいいのか、という違和感を持ったのです。
介護現場ではこのようにして、不必要どころか、枷にしかなっていない決まり事のせいで、介護サービスの利用者が不都合を被っている場面が多々あります。やむを得ない部分もあるかもしれませんが、まだまだ改善の余地はあるでしょう。
今日はコロナのコーナーはないよ!ネタ切れ!
去年の3月からでしたっけ?週1ぺースで続けてきましたけど、けっこう書くことありましたね。最近じゃなかなかネタが見つからなくて、ギリギリで書き上げることも多くなってたんですけど、とうとう一週間で何も見つかりませんでした。
これからはコロナのコーナー、あったりなかったりすると思いますんでそのつもりで。
ちょっと前にブームになってたので買ってみました。この固さにはどのような必然性があるのでしょうか。もはや凶器です。
僕は以前、介護士として働いていました。それに先立って、ヘルパー2級(現・初任者研修)の資格を取得しました。最初に教室での座学と実技があって、その後デイケアやグループホームで、1日体験の研修がありました。
そこで、訪問介護の職場に行った時の話です。50代くらいのおばさん従業員の付き添いで、その職場の近くでひとり暮らしをしている、認知症のおばあさんの家に訪れました。
その方には息子さんがひとりいて、いろいろ世話を焼いてもらってはいるけど、別居しているという説明を受けました。僕は認知症なのにひとり暮らしをしているのかと、少し驚きましたが、おばさん従業員は「珍しくないですよ」とおっしゃいました。もう10年くらい前の話ですので、認知症のひとり暮らし、今はもっと増えているはずです。
認知症にもレベルがあって、「要介護」という基準で段階付けします(1~5の5段階評価)。ひとくちに認知症と言っても、進行ぐあいは人それぞれ。ですから、要介護レベルが低ければひとり暮らしもそれほど苦ではない、とは言えます。
その認知症のおばあさんは、90歳前後だったでしょうか、昔ながらの古いアパートに住まれていました。アパートに着くと、おばさん従業員は、鍵を取り出しました。ドアの横の窓の格子に、鍵穴のついた手のひらサイズの小箱がくくりつけられていて、おばさんは、取り出した鍵でその小箱を開けました。中には、鍵が入っていました。おばさんはその鍵で、おばあさんの家のドアを開けました。
鍵を使って鍵を取り出したのです。
これ、どういうことかわかりますか?
まず、おばさん従業員が携帯していたのが介護施設の備品の鍵。そして、小箱の中に入っていたのが利用者である認知症のおばあさんの鍵なのです。
介護施設は、利用者の私物を所持してはならない、という決まりがあります。だから、おばあさんの家の鍵を直接預かることができず、鍵を使って鍵を取り出すという回りくどいことをしなくてはならなかったのです。
法律だからやむを得ないことではあります。このような決まりがないと、認知機能の衰えたお年寄りが財産をだまし盗られてしまうおそれもある。
でも、なんだかなあって思っちゃうんですよね。いろんな決まり事を、あれも必要なんじゃないかこれも必要なんじゃないかって定めていって、がんじがらめにしている。こまごまとした決まり事が、介護士に負担として大きくのしかかっている。
細かい取り決めがなければ、あるいは、多少の例外は大目に見てもらえるような「緩さ」があれば、窓の格子に小箱をくくりつける必要も、小箱を開けてドアを開けるという2度手間を行う必要もないのです。
ヘルパー2級の座学で使用されてたテクストには、プライバシーを説明する箇所に、このような記述がありました。「東日本大震災の直後、介護士たちは、電話ボックスを探して走り回りました。プライバシーとは、それほど大切なものなのです」
地震の被害によって、ケータイが使えなくなっている。そして、普通の公衆電話では、誰かに話を聞かれてしまうかもしれない。だから利用者との連絡手段は電話ボックスでなければならなかった、というエピソードなのです。
苦労された介護士の方々には頭が下がるにしても、プライバシーとは、そこまで尊重されねばならないものなのか、という疑問がどうしてもぬぐえませんでした。
ひょっとしたら、利用者の中には、それほどプライバシーを気にかけていない人もいるかもしれない。多少は知られたくないこともあるけど、それ以外は他人に聞かれてもかまわないと考えているかもしれない。何より、電話ボックスを探すことに時間を取られ、介護サービスが遅くなったり、時間が短縮されてしまうくらいなら、プライバシーを犠牲にするほうがマシだ、という人だっているかもしれない。
そういった、「プライバシーよりも大切なもの」の存在を気にかけることなく、杓子定規に決まり事を守っているだけでいいのか、という違和感を持ったのです。
介護現場ではこのようにして、不必要どころか、枷にしかなっていない決まり事のせいで、介護サービスの利用者が不都合を被っている場面が多々あります。やむを得ない部分もあるかもしれませんが、まだまだ改善の余地はあるでしょう。
今日はコロナのコーナーはないよ!ネタ切れ!
去年の3月からでしたっけ?週1ぺースで続けてきましたけど、けっこう書くことありましたね。最近じゃなかなかネタが見つからなくて、ギリギリで書き上げることも多くなってたんですけど、とうとう一週間で何も見つかりませんでした。
これからはコロナのコーナー、あったりなかったりすると思いますんでそのつもりで。
食うと口の中が痛くてやばい(虫歯ではない)
ただ、最近回避方法がわかったので(完璧ではないが)大分落ち着きましたが
それでもガリガリ君はそもそも、食べきる前に溶けてベトベト君になるからあまり食べたくはない
あんなに口広くないです
口の話は、ガリガリ君と比較した時の話です