ゴルフ惑星

ゴルフの楽しさを享受するメルマガ『Golf Planet』のキャプテンc-noこと、ロマン派ゴルフ作家篠原の徒然。

つゆしものホールは広く

2017年11月08日 09時48分09秒 | コース



『つゆしもの』は
秋にかかる枕詞です。
早朝のコースに
朝日が昇ってきて……
困るのは、朝露です 

コース全体が
雨の後のように濡れています。
高麗芝はまだ辛うじて緑で、
ラフは黄色くなってきています。
ティーにティフトン芝を使っている
ホールは一足先に茶色でした 

ちょっと面白かったのは、
2打目の地点とか、
ティーからカートに乗って
最初に降りることが多いエリアには
ティフトン芝の繁殖があって
既に茶色になっていたのです 
シューズの裏についた
切れ端のような茎からも
旺盛な繁殖力を
発揮するティフトン芝の特徴で、
こういうふうにして、
ティフトン芝は広まっていくのだと
教えられました。

朝露でシューズが濡れたり、
目土袋が濡れるのは
気にしないで済むのですが、
ボールの転がりが
乾いているときと違うので
戸惑うことが時々あって、
困ったなぁ、と思うのです 

この日は、久しぶりのお天気で
コースが広く見えました。
落葉樹の葉が落ちてきたので
空間が広くなったのかなぁ、
と、ぼんやり考えて
プレーしていたのですけど、
途中で、枯れてきた野芝と
緑に見える高麗芝の
コントラストのせいだと
気が付きました 
秋の空のように
ゴルファーの心は気まぐれで
ちょっとしたことで
広くも狭くも見えるのです。

起きたばかりのような
朧気な雰囲気のホールで
乾いてピリッとしたゴルフを
するのが理想なのですけど、
そうはいかないようです。
それもまたゴルフです 

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