朝日の中のスタートホール。
Hさんは「今年最後かな」と
半ズボンでした。
長い影の向こうに
紅葉した落葉樹が綺麗で、
カメラを構える自分も
影でわかります。
長い影と
濃いグリーンのフェアウェイは
それだけで絵画のようです。
こういうシーンを見ていると
ゴルフコースは
ファンタジーな世界と
現実世界の狭間に存在すると
思ってしまいます。
愛妻も一緒にプレーしていて、
これはパー3のティーです。
撮れないだろうと覚悟して
写した1枚ですが、
やはり写っていません。
蓮池のパー3だからか、
百匹を越えるトンボが
あらゆる空間に
飛び回っていたのです。
肉眼では見えるのに、
カメラでは見えないのは
超常現象みたいです。
妻は虫が苦手なので
心配しましたが、
全くわからなかったようです。
この後、スーパーショットで
ホールインワンまで
あと一転がりでした。
別のホールでもトンボが
群れて飛び舞うエリアが
ありました。
僕がボールを打って
カートに戻ると
「あんなにトンボに囲まれても
ちゃんと打てるのは凄いよ」
と妻が言いました。
振っているシャフトに
トンボが当たる、
と思ったそうです。
打っている本人には、
不思議と
トンボは邪魔にならないのです。
トンボは秋の使者だと
以前に何度か書きました。
凄い密度で群れていても
ゴルファーの邪魔はしません。
秋の精霊の使いだと思えば、
色々な不思議も理解できます。
明日もトンボに出逢えるか……
楽しみにしながら
ゴルフの準備をする金曜日です。
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