ご褒美のような夏の朝のシーン

コースに着く前から
予感があったのです。
今日は良い、と。

霧の中のコースは
幻想的で、
楽しめるのですけど、
この日は、撮影のピークで
風がないということが
嬉しかったのです。
霧が出る条件の一つは、
風が吹いていないことで、
撮影日和だからです。

コースに着いた瞬間の
画像です。
太陽がお月様のようです。

この10分ぐらいで
霧はほぼ消えました。



20分後です。
2番ホールのグリーン。
特別な許可をいただいて
ホールによって、
複数のボールを
打たせてもらいました。
一気に撮影するためです。

2番までに、
すでに10シーン以上
撮影していました。
順調だと
ホッとしつつ、
美しいシーンに
ハッとして撮りました。

コースで試打する
スタイルを提案して、
こだわっているのは
自分です。
伝わりやすいから、
です。

誰もしていないのは、
労力がかかるのと、
費用面でも
赤字になるからです。
時々、自分でも
馬鹿じゃないか？
と思うのです。

でも、
やめられません。

こういうシーンに
出逢うと……
ゴルフの神様に
がんばれ！
と応援されている気分で
嬉しくなります。

ゴルフの神様だけでなく、
色々な人たちに
支えられて
試打インプレは
作られています。
感謝できなければ
地獄行きです。

素晴らしいシーンを
見たときに、
誰と一緒にみたい、
とか、
誰に見せたい、
とか、
若い頃から考えて、
自分の気持ちを
確認する癖が
ついています。

この日は、その誰かと
一緒だったので、
カメラで撮らなくとも
良かったはずなのですが、
彼女は……
ピンのクラブに夢中で
景色なんて眼中になし、
だったのです。
それ故に、
良いシーンが
紹介できました。
それもゴルフの内です。