米国では
海が見えるだけで
コースの評価が
グンと上がります。
国民の4割が
海を見ないまま
人生を終える、
と言われている
国ならではの事情が
背景にあります。
日本では
富士山が見えると
それだけで
コースの評価が
上がる傾向があると
言われています。
まあ、そうだなぁ、と
納得します。
コースの敷地外に
見える風景まで
ゴルフコースの
魅力になると
考えると
色々と面白さが
増すというものです。
海外の設計家は、
借景をコースに
溶け込ませるために
山並みに
マウンドを
合わせたり、
シンボリックな山を
正面に見せたり、
プレーヤー目線で
ホール配置をすることが
1つのテクニックとして
成立しています。
さて、2枚目の画像は
こんなシーンが
見られるのか?
と感心した場面です。
アップにすると
こんな感じです。
コースの外の
広大な田んぼがある
谷地に、
雲海が出ていたのです。
10年以上通っていて
始めて見ました。
昔、山で
川沿いに
深い霧が出て、
不思議な光景を
見たことがありますが、
それを思いだしました。
借景もコースの内です。
秋の紅葉は
借景で楽しむ、
と断言する人もいます。
燃えるような
山並みを見て、
秋を楽しむ……
関東では杉が多いので
山が全て
紅葉するシーンは
なかなか
見られませんが、
広葉樹の山がある
四国や東北では
赤い世界の借景で
ゴルフが出来るコースが
色々あります。
だからこそ、
赤い落ち葉一枚に
心を動かされる、
ということもあります。
ゴルフコースの借景に
注目するのも
一興なのです。