三浦半島の端っこ

神奈川県三浦半島のお散歩日記です。ヤプログ!から引っ越してきました。

葉山の海の大理石

2008-10-17 20:54:34 | 地形
10月4日は結局、池上十字路から
不動滝、棚田、水源地の田んぼ、長者ヶ崎、葉山とぐだぐだと約10キロのお散歩でした。



不動滝は、下山川となり、葉山の海に注いでいます。
ここは、御用邸の海岸。

石灰分を含む砂礫岩の海岸。
葉山層と言われおよそ1600万年前の三浦半島で一番古い地層です。



まあ、岩の写真載せてもごく一部のかなり変な人しか興味示さないので、
普通に海がキラッとする写真を撮ってきました。

もう少し北へ一色海岸のはずれに変な岩場があります。
硬質泥岩の大きな岩盤です。熱で焼かれたように、小さくひび割れています。



半島のほとんどの泥岩は手で割れるほどのやわらかい、「こんこん石」ですが、
ここの「こんこん石」はすご~く硬い。
硬いといってもこれだけひび割れていたら、波に砕け、あっという間に浸食されてしまいそうですが、
よく見ると、石灰分がセメントのように岩の表面をコーティングしている。
そのためか、波を被る海岸の岩場でも浸食されずに残っている・・・。

あ!熱、石灰岩といえば、大理石ですよ。
三浦半島の変成岩といえば、衣笠の蛇紋岩が有名ですが、他に変成岩は見つかっていない。
これが大理石なら、新発見?



硬質泥岩の地層に1センチくらいの白く透き通った硬い岩の層が何本か走っている。
見た感じ大理石っぽいんだが、こんなに目立つところなので、
地層マニアの人は気がついているはずなのに、検索してもヒットしないので、
ただの気のせいかもしれませんね!

でも、地層ってなんか綺麗で好きですよ・・・地層萌えです!

おしまい。
天神島ビジターセンターに良く似た標本が展示されていて
どうやら「方解石」らしいです・・・ということは大理石でも当たり?はずれ?

小さな橋

2007-12-09 22:17:11 | 地形
通り矢のトッド島
大潮の干潮時にしか歩いて渡れない、、、

この時期には行かれないはずなのに、釣り人の姿が・・・

貝拾いもできるポイントなので、ちょっと見に行ったらこんなことになっていた・・・


砂州ができていて渡れる・・・こんなの前には無かった。
だけど、またいつ流されてしまうかわからない、幅1.5メートルの天然の橋です。

宮川湾のシラサギ
冬の海は鳥がたくさんいて面白い。




不整合

2007-12-09 22:03:08 | 地形
不整合、三浦半島では、横須賀市鴨居の竹内ストアー裏の地層が有名で
かつては、高校地学教科書の巻頭ページに写真が掲載されていたほど・・・
いまは、コンクリートに覆われて見る事ができません。

走水砂礫層も、奥州屋材木店と通称砂利山が見事だったけど、
今はほとんど見る事ができません。

なので、今のうちに記念に写真を撮りに行きました。(うそ)

三崎の通り矢の日石タンク裏の不整合。
不整合という言葉の意味は、中学生の理科で習っているはずですよ。


タンクがちょっとあれですけど・・・
上部が関東ローム層なのが気に入らないんだけどね・・・


通り矢の地層

2007-02-17 00:54:45 | 地形
ほんとうは、石油タンク裏の地層が不整合とかあって見事なんだけど・・・
写真撮り忘れた・・・。
でも、ここの地層も良い感じでした。



下部が影になっているのが惜しい(何が?)
電柱が曲がって見えるのはレンズのせいですわ!

最後に、北条湾。

30分遅れのバスに乗り込み帰宅。
ここ(北条)から三崎口まで大渋滞の2時間・・・歩った方が全然早いです・・・


城ヶ島の断層

2006-12-10 21:04:52 | 地形
海岸に行くと不思議な地形・地層を見かけます。
半島中のいたるところで、さまざまな地層が見られますが、
城ヶ島の灯台前の海岸は、中でもとても綺麗でユニークです。

断層

写真で見ると、構造がまったくわからないでしょう!
その場で見ると、とても面白いです。
左の黒い層と、右上の黒い層は
元は同じ高さにあった同じ地層です。
約2mの段差があります。

火炎構造と火山礫層

写真下部の白と黒の模様が炎のように見えます。
有名?な城ヶ島の火炎構造と呼ばれています。
また、上部の黒い層は、火山灰(灰と言うより礫と言ったほうが良さそう)の堆積した凝灰岩です。
昔は三浦半島のすぐ近くでも火山の噴火があった証拠です。

ピンク泥岩

なんか良くわからない怪しい地層。
でも、ピンク色で綺麗です。ピンク色の泥岩と、砂の層がウルトラQ状態。

城ヶ島南部の地層全景

貝拾いに飽きたら、地層でも見てみるのも面白いですよ。

※地学、地質学はど素人なので表記など、いい加減なので、注意してください・・・ね。