にゃんこままの部屋

その時々に感じたことを、日記風につづります。

空蝉

2016-09-17 13:43:50 | 日常 雑感
今日は、主人の実家に、お彼岸の準備のお手伝いをしてきました。

台風がお彼岸の中日ごろに接近しそうなので、早めに仏間のお掃除・・・ついでに応接間とお玄関、

廊下、キッチンルームまで。

最後にお仏壇にお供えをしてから、帰りに、

「畑にあるスダチをもいで帰っていいよ。」と言われ、はさみを手にスダチの木に近寄ると

なんと、セミの抜け殻がびっしりと、くっついているではありませんか@@

あまりの多さに声をあげそうになりました@@

子供のころは、セミの抜け殻を手に取って遊んでいたけれど、大人になった今では興味がわくどころか・・・こんなにも多いと気持ち悪い・・・



***


「源氏物語」に、空蝉という女性が登場するけれど、

好色な源氏が、人妻である女性に言い寄って、わがものにしようと近づきますが、(女性が)薄衣一枚を脱ぎ捨てて逃げ去ったことから、

源氏がセミの抜け殻によそえて送った和歌から、この女性は空蝉と呼ばれます。


「空蝉の身をかへてける木のもとになほ人がらのなつかしきかな」


 「空蝉の羽におく露の木がくれてしのびしのびにぬるる袖かな」


***



セミのぬけがらがひとつくらいなら、この歌にも共感できたでしょうね・・・・




人気ブログランキングへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする