今日は銀行に行きましたが、事務手続きにこんなに時間がかかるとは・・・
しかも、家に帰った後、また後日出向かなければならないという・・・
こんな日常が続いていますが、
世の中は連休真っただ中と言うことで、
インターネットで、映画を観て気分転換です。(映画館まで見に行く暇がありません。)
大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」1983年公開
今からちょうど40年前の映画です。
一度も観たことがないと思っていましたが、テレビの洋画劇場で、後半だけ、何の映画であるか知らず、見た覚えがありました。
外国映画だと思っていました。
デヴィッド・ボウイがとにかく美しい。
ヨノイ大尉でなくても、惚れてしまいそうな美しさです。
デヴィッド演じるセリアズは、愛する弟を救えなかった過去の記憶を重く背負っていました。
俘虜長ヒックスリーが殺されそうになると、彼の命を救うため、捨て身で、
(愛する弟を救えなかった過去のリベンジでもあり)
坂本龍一さん演じる
ヨノイ大尉の前に立ちはだかり、ヨノイ大尉を抱きしめて、彼の両ほほにキスします。
ヨノイ大尉が自分に抱いている好意を知っていて、
こうすれば俘虜長は助かるだろうと。
ヨノイ大尉を愛するのです。
抱きしめてキスしたあと、「どうだ。私は愛した。あなたも愛があるなら、剣を捨てろ。」
と、目で訴えます。
(欧米ではあいさつ程度のキスですが、)
突然のキスに、セリアズに特別な感情を抱いていたと自分で初めて気づいたヨノイ大尉は、
(ヨノイ大尉自身、今まで自覚していなかった)
自失呆然となり、倒れこんでしまいます。
セリアズは処刑されますが、薄れゆく意識の中で、弟の歌声を聞き、
弟に許しを請う自分の姿を幻覚として見、
意識がなくなったあと、ヨノイ大尉は愛するセリアズの頭髪を少し切って、
懐にしまい、尊敬の念で、啓礼し、立ち去ります。
これは、愛を描いた戦争映画です。
後日、この映画の感想の続きを書くかもしれません。