今日は「昭和の日」で祝日です。
1901年のこの日に生まれた昭和天皇が、89年に崩御されて35年となります。
昭和は、戦争へ突き進んだ戦前の日本が敗戦による廃墟から復興を遂げた激動の時代です。
ちまたでは昭和レトロがブームですが。
昨年3月に音楽家の坂本龍一さんが亡くなられて、生前に出演、音楽も担当された映画「戦場のメリークリスマス」をアマゾンプライムで視聴し、テレビ放送されたものも観ました。
映画だけでは腑に落ちない、わからないところもあり、ヴァン・デル・ポスト氏の原作「影の獄にて」も読みました。
映画は、大島渚監督が当初から、セリアズとヨノイの関係を主軸にしたものを作ろうと思っていたことが読み取れますが、
原作では、なによりもまず、捕虜体験をしたヴァン・デル・ポスト氏から見たハラ・ゲンゴを描きたかったことが読み取れました。
ハラは、お国のために、天皇陛下のために、疑うことなく任務を果たし、
敗戦とともに、戦争犯罪人として処刑されたのです。
このようなハラのような戦争による犠牲者はたくさんいたはずです。
そのことを私たちは忘れてはなりません。