暑い一日となりましたが、スナップエンドウの皮むきが延々と続き、
ひと休みしています。
「戦場のメリークリスマス」
最後の場面が印象的です。
無線機を捕虜収容所に誰かが持ち込んだことで、ロレンスとセリアズに疑いがかかり、
二人、隣り合わせの独房に入れられます。
しかし、ハラ軍曹は、あとで真犯人を見つけ出し、おりしもそれは、クリスマスの夜でしたが
二人を釈放します。
釈放するとき、ハラ軍曹はお酒を飲んで上機嫌です。
自分の任務を滞りなく果たせたこと、それによって、友達であるロレンスへの疑いを晴らせたこと、
友達の命を救えたことに、喜びを感じて嬉しいお酒です。
敵国のイベントでありながら、敵国の友達を救えた喜びを、
「メリークリスマス、ロレンス・・・メリークリスマス・・・」
と、お酒の勢いもあって、上機嫌で、ひとりではしゃぐのです。
最後、牢獄の場面。
ハラ軍曹はとらえられており、明日、死刑が出向されます。
前日の夜、かって、俘虜としてとらえらていたロレンスが、牢獄まで会いにやってきます。
最後、ハラ軍曹は、「あのクリスマスの夜を覚えていますか?」と。
ロレンスは「覚えていますとも。いいクリスマスでした。」
ハラは、あの自分の任務を滞りなく果たし、無実であった友達の命を救えたこと
友もその時のことを覚えていてくれたことの喜びを、
去りゆくロレンスに向かって、「メリークリスマス・・・メリークリスマス
ミスターロレンス。」
と。
この映画のもう一人の主役であるハラ軍曹のアップで終わります。
ロレンスは、ハラに「あなたも犠牲者です。(戦争に)正しい人間など、どこにもいない。
時に、勝利が辛く感じます。」と。
戦争反対を声高に唱えた映画ではありませんが、ロレンスの言葉が強く残ります。
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