佑ちゃん2冠宣言「抑える自信ある」
高校最後の大会に向けて力強く投げ込む早実・斎藤=東京・八王子市の早実・王貞治記念グラウンド
優しい瞳が、このときばかりは厳しく輝いた。30日からの兵庫国体への意気込みを問われた斎藤は「楽しんでできたらいい。それでも優勝を目指したい。勝ちたい?そうですね」。夏の甲子園に続く2冠達成を宣言した。
この日、東京・八王子市の王貞治記念グラウンドで練習を再開。8日に米国から帰国して以来、初めてボールを握った。キャッチボール、トス打撃、ノック、ティー打撃を約1時間行い「楽しかったです」。日本中の注目を集めた進路決定を無事に済ませ、再び野球に取り組める喜びをかみしめた。
闘争本能もよみがえりつつある。国体で順当に勝ち上がれば決勝戦で駒大苫小牧(北海道)と“3度目”の対戦を迎える。米国でともに戦ったエース田中、4番・本間篤からは「決勝でやろう」と挑戦状をたたきつけられた。
特に甲子園の2試合で無安打に封じ込めた本間篤からは「お前を打ってやる」と挑発されたが斎藤は「抑える自信?あります」。米国の大型打者との対戦を経て「日本の甲子園でやってきたピッチングができれば抑えられると分かった。それがもう1回できれば」。自分の投球への自信が確信に変わりつつある。
だから「国体では全部自分で投げたい。有終の美を飾れればいい」。1人でマウンドを守り抜き、ライバルたちを返り討ちにして大学野球へ。佑ちゃんの熱い戦いはまだまだ終わらない。
(デイリースポーツ) - 9月15日10時59分更新
大学進学希望を表明した早実・斎藤佑樹投手(18)は12日、早朝に登校し、通常通り授業を受けた。夏の甲子園優勝から約3週間、激動の日々も一段落し、普通の高校生活に戻った。
斎藤の決断にアマチュア野球界も歓迎ムード一色だ。この日、都内でシダックス・志太勤会長(71)の旭日重光章受章を祝う会に出席した同校野球部の宮井勝成OB会長(80)は「ほっとしたよ。それにしても会見の落ち着きぶりは恐ろしいね」と笑顔。また、日本野球連盟の後勝事務局長も「アマ球界にとっても大切な選手。大事に大きく育ってもらわないと」と話した。一部では11月に行われるインターコンチネンタル杯(台湾・台中市)のメンバーにリストアップされていると報道されたが、「リストにも載っていない。寒い時期だし故障が心配」と否定した。
引退した3年生は自主練習のため、斎藤はこの日、練習に姿を見せなかった。「自主練習なのでいつ来るかは分かりません。グラウンドでなくても練習はできますから」と佐々木慎一野球部長(44)は説明。30日からは第61回のじぎく兵庫国体(高砂市野球場)に参加。慣れ親しんだ仲間たちと高校最後の試合に臨む。
(2006年9月13日06時01分 スポーツ報知)
紺碧の空仰ぐ日輪
光輝あまねき伝統の下(もと)
すぐりし精鋭闘志はもえて
理想の王座を占むる者我等
早稲田 早稲田 覇者 覇者 早稲田
青春の時 望む栄光
威力敵無き精華の誇り
見よこの陣頭歓喜あふれて
理想の王座を占むる者我等
早稲田 早稲田 覇者 覇者 早稲田