稲刈りの時期も終わり、うすすりの時期も過ぎて、米農家の人たちは、ほっと胸をなでおろしておられることでしょう。
うちは米農家ではありませんが、ご近所では、先日、東京で就職しているお孫さんが帰ってきて、うすすりを手伝っておられました。
都会で暮らしていても、農繁期になると実家へ帰ってきて働き手となる。
なんともいいようにない心温まる風景でした。
そして、今日は当地では、久しぶりの雨。
雨の音を聞きながら、先日まで近所のあちこちで観られた稲が実った田んぼの風景を思い出しています。
これぞ、日本の原風景だなあ・・・
百人一首の歌を思い出しました。
71番 夕されば 門田の稲葉 おとづれて 芦のまろ屋に 秋風ぞ吹く
大納言経信(源経信)
(夕暮れになると、家の前の田んぼの稲の葉に秋風がおとずれて
きて、さやさやと音を立ててそよぐ。その秋風が、芦でふいたこの小屋のあた
りにも吹きわたってくることだ。)
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