にゃんこままの部屋

その時々に感じたことを、日記風につづります。

3月16日の入り日

2009-03-18 10:56:31 | 日常 雑感
写真は3月16日の入り日です。
この日は黄砂の影響で、今正に山に沈み行く夕日を写すことが出来ました。



                   


                    


                      


                        


       
                          





黄砂の古名である「霾」(つちふる)は、「雨」冠に「狸」。
本来は雲一つない青空のはずなのに、遠景がぼおっとかすんで見え、
狸が化けたような空模様という意味でしょうか。
晴れているのに雨が降っている天気のことを「狐の嫁入り」と言って、狐につままれたような、
狐に化かされたような天気だという言葉はよく使われていますが、
「霾」(つちふる)という古名は、最近は使われなくなったためか、
あまり知られていないようです。
「霾曇」(よなぐもり)、「霾晦」(よなぐもり)、「霾風」(ばいふう)、「霾天」(ばいてん)、
など黄砂に関する言葉は多数あります。
春の夜に朧月夜が多いのも、黄砂が原因だそうですね。







コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ベランダの青梗菜に花が咲き... | トップ | お彼岸ですね »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
黄砂(><) (sasha)
2009-03-18 15:27:47
田舎は車が1人1台なので、黄砂が続くと大変です。
洗車場には車の列なので、家でジャブジャブ洗っていますが・・・
でも朧月夜と黄砂が関係あるなんて初めて知りました。
言葉もたくさんあって、日本ならではですね。
返信する
sashaさん (にゃんこままの部屋)
2009-03-18 17:55:01
黄砂は、普通のホコリと違ってとれにくいので
やっかいですね。

文部省唱歌「朧月夜」の2番が
興味深いです。

♪里わの火影も、森の色も
田中の小路を、たどる人も
蛙のなくねも、かねの音も
さながら霞める、朧月夜♪

昼間の黄砂よりも夕方の黄砂の方がリアルなんですね。

源氏物語のヒロインのひとりに
「朧月夜」という奔放であでやかで魅力的な女性が登場しますが
朧月夜という名前は源氏を月に見立て、
その栄光に陰りをもたらす存在であることから来ていると言われます。

返信する
Unknown (kissy)
2009-03-19 03:45:30
勉強になりました。

あまりいいことではないですが

一つの春の風物詩ですね
返信する
kissyさん (にゃんこままの部屋)
2009-03-19 15:26:20
源氏物語に登場する「朧月夜」という女性は、
その名のとおり朧月のように、
魅惑的なイメージがありますが、
ただ魅惑的なだけでなく、
源氏の君の栄光に「霞める」「翳りをもたらす」
という意味合いが持たれていることに更に興味を覚えますね。
返信する

コメントを投稿

日常 雑感」カテゴリの最新記事