写真は3月16日の入り日です。
この日は黄砂の影響で、今正に山に沈み行く夕日を写すことが出来ました。
黄砂の古名である「霾」(つちふる)は、「雨」冠に「狸」。
本来は雲一つない青空のはずなのに、遠景がぼおっとかすんで見え、
狸が化けたような空模様という意味でしょうか。
晴れているのに雨が降っている天気のことを「狐の嫁入り」と言って、狐につままれたような、
狐に化かされたような天気だという言葉はよく使われていますが、
「霾」(つちふる)という古名は、最近は使われなくなったためか、
あまり知られていないようです。
「霾曇」(よなぐもり)、「霾晦」(よなぐもり)、「霾風」(ばいふう)、「霾天」(ばいてん)、
など黄砂に関する言葉は多数あります。
春の夜に朧月夜が多いのも、黄砂が原因だそうですね。
この日は黄砂の影響で、今正に山に沈み行く夕日を写すことが出来ました。
黄砂の古名である「霾」(つちふる)は、「雨」冠に「狸」。
本来は雲一つない青空のはずなのに、遠景がぼおっとかすんで見え、
狸が化けたような空模様という意味でしょうか。
晴れているのに雨が降っている天気のことを「狐の嫁入り」と言って、狐につままれたような、
狐に化かされたような天気だという言葉はよく使われていますが、
「霾」(つちふる)という古名は、最近は使われなくなったためか、
あまり知られていないようです。
「霾曇」(よなぐもり)、「霾晦」(よなぐもり)、「霾風」(ばいふう)、「霾天」(ばいてん)、
など黄砂に関する言葉は多数あります。
春の夜に朧月夜が多いのも、黄砂が原因だそうですね。
その名のとおり朧月のように、
魅惑的なイメージがありますが、
ただ魅惑的なだけでなく、
源氏の君の栄光に「霞める」「翳りをもたらす」
という意味合いが持たれていることに更に興味を覚えますね。
あまりいいことではないですが
一つの春の風物詩ですね
やっかいですね。
文部省唱歌「朧月夜」の2番が
興味深いです。
♪里わの火影も、森の色も
田中の小路を、たどる人も
蛙のなくねも、かねの音も
さながら霞める、朧月夜♪
昼間の黄砂よりも夕方の黄砂の方がリアルなんですね。
源氏物語のヒロインのひとりに
「朧月夜」という奔放であでやかで魅力的な女性が登場しますが
朧月夜という名前は源氏を月に見立て、
その栄光に陰りをもたらす存在であることから来ていると言われます。
洗車場には車の列なので、家でジャブジャブ洗っていますが・・・
でも朧月夜と黄砂が関係あるなんて初めて知りました。
言葉もたくさんあって、日本ならではですね。