北の旅人

旅行や、ちょっといい話などを。そして、時には言いたいことを、ひとこと。

小学生時代の恩師との交流

2007-03-04 11:34:04 | Weblog

は、卒業式のシーズン。テレビでも野球の田中将大君や卓球の福原愛ちゃんなど、次代の星たちの姿をとらえていた。ぜひ大きく羽ばたいてほしい。

んなテレビ画面を観ながら、何十年前の自分の卒業式やクラス仲間、恩師の顔を思い浮かべていた。仲間たちとは、何年かに一度は同期会などで会う機会があり旧交を温めているが、先生たちとは、なかなかそうもいかない。

かし、私には、手紙や年賀状をやり取りしている小学、中学、高校時代の恩師が4人いる。いずれも、住んでいる地域は違うが、年賀状だけの先生、年に一回美術工芸展に参加しているからと案内をくれるので会いに行く先生、そして書くことが好きな先生だ。

くに、書くことが好きなS先生は、小学5年生のときの担任だった。この先生は授業中に、よく物語を話してくれたのを覚えている。マクベスだの、リヤ王だの、小公子だの、とにかく授業が楽しかった。自然豊かな田舎の学校だったので、授業以外にも野球、釣り、キャンプなども一緒に遊んでくれた。

の先生とは、卒業以来、特別な交流はなかったのだが、10年ほど前、先生が勤務している地域の郷土史を出版したのを新聞で読み、勤務している学校も分かったので連絡。以来、ときどき手紙をやり取りしている。最初のころは、学校での思い出やクラスメートの消息、その後のお互いの歩みなどが中心だった。

近は、旅行好きでもある先生だけに奥さんと車で何か月も全国を旅しており、それぞれの土地の歴史・文化、旅先で知り合った人々とのふれあいなどを教えてくれる。また、地元新聞に書いているエッセイのコピーを同封してくることもある。私がちょっと面倒な病気になったと報告すると、その治療に関するアドバイスや食事も大事だよと、「わが家の今日の三食は、こんな具合だけど参考にしてよ」と、こと細かく書いてある。

は学校が荒れていると、よく見聞きするが、教える側も学ぶ側も、今一度、考え直すことが大事ではないかと思う。時代が違うといえば、それまでだが、当時をかえり見れば、先生も一生懸命愛情を持って教えてくれていたように思う。生徒も先生を尊敬していた。

それ故か、こうして、何十年の時を経て小学生時代の恩師と親しく交流を持てることは、大変幸せなことだと改めて感じている。