北の旅人

旅行や、ちょっといい話などを。そして、時には言いたいことを、ひとこと。

もっと、静かな社会を

2007-03-05 11:46:36 | Weblog

日、妻と街へ買い物に出かけた。電車に乗ると、女子校生のグループが、あたり構わず大きな声で話し、ゲラゲラ笑う。学校の休み時間の延長のような感じなのだ。一言注意しょうかと思ったが、次の駅ですぐ降りたので何も言わなかったが、他の乗客も迷惑そうな顔をしていた。

きな衣料品店に入ると、若者向けの賑やかな音楽が、かなりの高音でかかっていた。私は、できるだけ早く店を出たかったが自分のものを選んでもらうということもあって、やむなく20分位いたが、あれでは若い人たちにはいいかもしれないが、年配者には、ちょっと抵抗がある。ゆっくり商品を選ぶということには結びつかない。

食にしようと、洋食屋さんに入った。何かのキャンペーンとかで安さに魅かれたのがいけなかった。ここでも、ガチャガチャという忙しい若者受けするような音楽がかかっていた。食事は落ち着いてしたいものだが。これからは高齢者が多くなっていくという流れのなかで、経営者は、もっと音に敏感であるべきではないかと思う。

がしさは街中ばかりではない。例えば、最近のテレビ番組もその一つだ。ワイドショーときたら、司会者のほかに、コメンテーターと称して4人も5人も並んで、ああだ、こうだと言い合っている。一体あんなに大勢必要なものなのか。長い時間の構成であることや、扱うテーマが多岐にわたっていることもあるだろうが、チョットうるさ過ぎだ。

番組にしても、好きな歌を聴きたくてチャンネルを合わせるのだが、まるでバラエティ番組と間違ったかと思うほど司会者がくだらないことを喋っているケースが多い。要は、いい歌を聴きたいのだ。昨年のNHK紅白歌合戦も、そうだった。お笑いタレントを連れてきて、たいして必然性もないのに時間を割いていた。だったら、もっと歌唱力のある歌い手の歌を、じっくり聴かせるべきだ。

の時代、すべてにおいて落ち着かない、騒々しい世の中だ。次の時代を担う子どもたちを取り巻く環境としても、もっと静かな社会を取り戻す必要がある。