悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

短歌写真375 ひそひそと

2007-06-06 04:00:00 | 短歌写真
2007-0606-yts375
ひそひそと顔寄合ひて咲く花の
白き海芋ぞ羨ましけれ   悠山人

○短歌写真、詠む。
○早朝の散歩で、遠くからも目立つ清楚な白い花を発見。小池にいくつか咲く。阿蘭陀海芋(オランダかいう)
。Calla Zantedeschia(カッラ・ザンデスキア)。通名はカラー。ウィキペディアには、「アエティオピカ aethiopica」とあるから、Aithiopia(「アイティオピア」という名は、ヘロドトス以来、不変である。日本では「エチオピア」表記が親しい)が原産地か。「顔」が「口」となっても、面白い。cf. image136 阿蘭陀海芋(2006年07月14日)。
□短写375 ひそひそと かほよせあひて さくはなの
        しろきかいうぞ うらやましけれ
【写真】白居易に倣って、「在地願為連理弁」の構図。JR湯田温泉駅(山口駅西隣)前にある高田公園で。

俳句写真116 石州に

2007-06-06 03:50:00 | 俳句写真
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石州に
和紙の美見たり
春の旅
   悠山人

○俳句写真、詠む。
○石州は石見(いわみ。島根県西部)。『広辞苑』の見出し語に載る石州は、「銀」「半紙」「流」
。首都圏に住み、首都圏ニュースを視聴し、東京本社版を読んでばかりいると、日本即首都圏・関東のような気になりがちだけれど、ときどき各地を旅すると、きらりと光る、自分なりの宝石を発見するのが、嬉しい。この津和野の和紙工芸も、その一つ。
□俳写116 せきしうに わしのびみたり はるのたび
【写真】自宅へのささやかな土産。目の錯覚で像が上下するが、上に凹である。背景だけPC処理。

image361 中也生誕百年

2007-06-06 03:45:00 | images

2007-0606-yim361
title : NakaharaChuh'ya
yyyy/mm : 2007/05
memo : 中原中也(なかはら ちゅうや。1907年4月29日~37年10月22日)は、ここ、山口市湯田温泉の生まれ。記念館のHPでは、生誕百年の企画がいろいろ。早朝、詩碑(変体仮名交じりの、「帰郷」の抜粋)を見る。日本のランボーと囃されるが、若干の関連記事別掲。cf.A. Rimbaud(2005年07月24日、literature) 
【写真】高田公園で。私の解読を記す。(陰刻5行目第6字の対応活字なし、仮に「可”」で表記)
これが私の古里だ
さや可尓風も吹いてゐる

あゝおまへは何をして
  来たのだと
吹き来る風可”私尓いふ