2014-0311-yts1391
短歌写真1391 忘却の
忘却の淵に沈むる時もなく
大地ゆるぎの禍こと思ふ 悠山人
○短歌写真、詠む。
○あの惨劇の日から今日は三年目。生涯忘れられない光景となってしまった。ただ心を寄せ続けることだけが、いま自分に出来ることである。
¶沈(しづ)む=自動詞の活用はマ四(ま・み・む・む・め・め)、他動詞はマ下二(め・め・む・むる・むれ・めよ)。
¶大地(おほち)ゆ(揺)るぎ=大地震の悠山人歌語。
¶禍(まが)こと(事)=災禍、災害。
□短写1391 ばうきゃくの ふちにしづむるときもなく
おほちゆるぎの まがことおもふ
【写真】きのう、自宅。