万葉擬歌1662 泡雪の
【歌】泡雪の消ゆるべきとて今までに 長らへぬるは君に逢はんとぞ 悠山人 万葉擬歌一六六二
【訓】あわゆきのきゆるべきとていままでに ながらへぬるはきみにあはんとぞ
【釈】消えるはずの泡雪が残っているのは、ひとえにあなたに逢うまでは、という気持ちからなのです。
【注】自然現象に気持ちを例えるのは万葉びとの常。原作者は女性。
万葉短歌1662 沫雪の1521
沫雪の消ぬべきものを今までに ながらへぬるは妹に逢はむとぞ 大伴田村大嬢 万葉短歌一六六二
あわゆきのけぬべきものをいままでに ながらへぬるはいもにあはむとぞ
[別ブログ「万葉短歌-悠山人編」2015年03月11日条参照。http://blog.goo.ne.jp/yjm840/d/2015031]