2007-0421-yts329
ささなみにふりにし時の今を見て
詠み人のこゑさまねく聞ゆ 悠山人
○短歌写真、詠む。
○問答無用!の声が、かなり大きくなって来た。その大声の一族郎党とは、全く立場を異にする私ではあるけれど、古人先達から綿綿と伝わる文芸の素晴らしさには、ただただ敬服するばかりだ。貧脳に響くは、ぎこぎこ(擬古)という、さびしげな音。
¶ささなみ(細波)=万葉歌「ささなみの古き都」の援用。「細波」「降る」は縁語。「降り」「古り・経り」は掛詞。
¶さまねし=「数が多い。たび重なる。」(「古語辞典』) 同所に万葉歌の用例。
□短写329 ささなみに ふりにしときの いまをみて
よみひとのこゑ さまねくきこゆ
【写真】万葉公園。閑寂な、非日常的な場で、古代にワープする。
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