首里城
約500年琉球王国の城として
14世紀頃から
明治政府に明け渡すまで
あり続けたこの城
1945年の沖縄戦で灰塵となり
18世紀の首里城を今再建した
朱、緑青の彩色を施した
数々の門をくぐり
独特の琉球建築様式を訪ねる
なぜ壁、柱まで朱塗りなのか?
獅子と龍、うん形・あ形、唐破風
正殿内の御座床、大庫裡等々
中国の影響を強く受けて
ここは中国かと思うぐらい!
中国人観光客が目立つ
確かな建物群、石造の門等々
あまりに修復の完成度高く
王朝文化の雰囲気は理解できたが
どこか映画セットの様な
感じがしないでもない
崩れしままの石垣
甍が蒼く苔むす古城
昔を偲ぶ
感傷的な空気感がここには無い
宮殿の片隅から
眼下に広がる東シナ海の展望
アコウやガジユマロ等の常緑大木を
観て、何故かホッと疲れが和らいだ