いつしか必ず買いたいと




収納する結果になった

あの夢を運んだ興奮はどこへやら

鉄道マニアではないが
実際に使用していた
手持ち二色シグナル信号表示器を
手に入れたときは
鉄道員になった様な自分がいて
心は舞い上がっていた
濃紺のホーロー鋼板ででき
ちょっと重いが耐久性抜群
本体のエナメル色と白い反射板が
何とも言えない対比で
当時はカンテラを内部に入れて
駅員が持ち歩いていた様だが
足元部分で鉄板が錆び
グラグラしてきた
分解して裸電球を内部に入れ
室内の照明に活用して点灯させ
悦に入っていたが・・・
夜間にホームの端で国鉄職員が
紺色の詰襟作業服を着て
青赤灯の上下にかざす汽笛が
闇夜に遠く響き
列車がゆっくり消えて行く
まさに落ち葉の舞い散る停車場
いや
柱の影でじっと密かに見送る人の
物悲しい哀愁感が
このシグナル信号器にはある
それを手に入れてご満悦だ
次第に
鉄道をこよなく愛する様になり
そこにはいろいろな人生があると
カメラを持って
乗り鉄、撮り鉄で
旅情を満喫するようになった
今は
新幹線が幅を利かせて一足飛び
情緒などどこ吹く風
昔の様な窓をあげて駅弁を味会う
旅感覚は望めない
ローカル線は一両編成と
本数も少なく
寂しい限り
芭蕉も
旅に病で 夢は枯野を 駆け巡る
と詠んでいるが
夢も無くなったような気がする
早く新型コロナウイルスが終結し
ゆっくりした旅に出たいものだ
青空が厚い雲の合間から覗く
定山渓方面は薄暗く
みぞれ雪が降っているようだ
時折冷たい風に乗って
小雪が舞い散る
そんな状況でも
毎日ノルマ1万歩前後と決め
歩かなければと
今日は重い一眼レフカメラは持たずに
家を出た
30代に転勤で
千歳から札幌へ向かう
車窓から見た住宅は
平なカラー鉄板葺屋根が
なぜか単調だなぁと
第一印象に思った
新型コロナウィルスで
いつも通って筋トレやヨガを
やっていた体育館は休館
黄昏時の真駒内公園も
今や新型コロナウィルスで
人は数えるだけ
犬の散歩や雪上マラソンぐらいです
新型コロナウイルスで外出出来ず
家で健康器具をフル活用して
体力保持に努めているが
飽きが来て長続きしない
新型コロナウィルスで北海道知事が
休日に外出を控えて欲しいと
緊急事態宣言を出しました