大晦日の午後
蕎麦にこだわる友人が打った
年越しそばをたれも付けて
雪の降る中持ってきてくれた
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大晦日の午後
蕎麦にこだわる友人が打った
年越しそばをたれも付けて
雪の降る中持ってきてくれた
2人の息子と孫2人が
思いがけなく我が自宅に集まった
アイヌ文化の共生思考に興味があり
ウポポイに出かけ
国立アイヌ文化博物館見学は
3度目となった
帯広出身の人から
十勝温泉に行くなら途中
芽室町外れの畑中にある
民家のそば蔵 大正庵がおすすめと
わざわざメールがきた
コロナ下
外での食事は抵抗感があって
それを考えると億劫になり家でと・・・
息子から一番食べごろの代物と言って
獲りたての一才牡鹿の肉を
ひと箱送ってきた
鹿肉が好きな近所のひとにも配り
残りは
ステーキやシチュー唐揚げ等々
堪能したが余ったものは
腐敗を防ぐため
最も原始的な男の料理法でスモークにした
新型コロナウイルスの影響で
自宅待機を余儀なくされ
暇をもてあそんでいたところの長時間
久しぶりに大自然の野生の香に
したためられた時間だった
肉片に
塩、砂糖、胡椒、ナツメグ、オールスパイス、シナモンを
擦り込んで冷蔵庫で一週間寝かして
熟成させるそれを日蔭で風乾
そして
バルコニーで手作りの一斗缶スモーカーを重ね
秋に貯めといた落ち葉の桜、小枝、胡桃のチップで
ゆっくりしかも温度を20℃より上げない
冷熱で4時間燻らすが風に一斗缶が揺れて
吊るした鹿肉が偏らないかと気になる
その間本など読み
Oscar Peterson TORIOのJAZなどで
心弾ませ煙の状態を見ながら
たおやかな時間を費やす
黙々と立ち上がる燻煙が
部屋の中にも紛れ込み
野生の香が満ちる
まさに悠久の世界で
今宵のメインディッシュは
ワインと鹿肉のスモークで乾杯