白老と言えばウポポイ博物館
ここは何度も観ているので
今回は白老にある
白老仙台藩元陣屋跡を見る事にした
黒船来航以来鎖国が終わり
蝦夷地の外国防衛拠点として
仙台藩に命じたいきさつがわかる
仙台藩元陣屋資料館へ
のぼりの竹雀家紋を見ながら入る
そこで知識を得て
東西河川と堀、土塁、
丘陵地を含め約35万平米を有する
広さをウォーキングしながら
内曲輪、外曲輪、各陣屋跡
塩竈神社、の主要部分を歩く
ここで200名程度の武士が
戦闘訓練、生活物資の確保、
クナシリ、エトロフ、根室、厚岸、広尾
の出先陣地との行き来
戊辰戦争勃発まで
12年間蝦夷地の警備をしたことを
想像し北風を受けながら歩く
故郷に帰れず厳しい厳冬の中
若死にしていく若者を思うと
心が痛みその労苦に頭が下る
外国軍隊が近代兵器で攻めてきたら
いかに鍛えられた武士でも
旧式の火縄銃や刀では
太刀打ちできなかっただろうに
意味のない事を当時は真面目に
やっていたのだなぁと・・・
井の中の蛙大海を知らずだ
160年以上を数える藩士植樹の
赤松が北海道らしくなく異彩を放つ
小高い山の頂上に塩竈神社の
伊達藩らしからぬ質素な社が
貧しく祀られていたのが
印象的であった