鴎外の長女の森茉莉は、晩年、「テレビお婆さん」になっちゃったのですが、僕は「テレビお爺さん」になってしまったです。74歳にして、はじめてTVが部屋に。一般の人からすれば50年遅れの人生ですね。
夜8時に帰宅し寝るまでの間、本来なら仕事(「中国蝴蝶野外観察図鑑」作成)に励むつもりが、ついついTVを見てしまいます。
概ね野球(主に大リーグ、高校野球は見ない)、大相撲、ニュース。8割方NHKです。好き嫌いは別として、さすがに骨太の内容の番組が多く、受信料を採るだけのことはあります。
好き嫌い、ということで言えば「ワイルドライフ」のシリーズは、余り好きには成れません。何故かはわからない。
いやもう、凄いということは、認めているのですよ。その技術力は、とんでもなく高いクオリティで、よくまあここまで出来るものと驚愕。切り口も鋭く、その考察力にも、ただただ脱帽するのみです
でも、あんまり好きになれない。なんでなんですかねぇ。余りにも完璧すぎて、違和感を覚えるのかも知れません。
けれど、昨夜見た「キノコ」がテーマの番組は違った。これが文句なく良かった!今まで見たあらゆる媒体(TVの映像のみならず、例えば理科系の論文とか、文科系の小説とか美術とかも含めた、全ての「作品」)の中でも、ナンバー・ワンと言って良いほどの素晴らしさ。
何処がそんなに良かったのか、敢えて言いません。機会があれば、再放送、ぜひ見て欲しいです。
僕も一応カメラマンなので、本来ならばギヨウ(漢字が出てこない!)を感じても良いところなのですが、遥か先を行っているので、もう次元が異なります。僕は自分の出来ることを、コツコツと取り組み続けます。
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将棋の羽生さんが藤井六冠に敗れた、でも二勝した、これは凄い事、という番組もチラッと見ました。僕もそう思います。羽生さん曰く「AIにも見えないところがあるはず、そこを探る」。すごく重い、かつ魅力的な言葉です。
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ツバメシジミが沢山出現し始めました。ルリシジミは相変わらずなかなか止まらない。それでも昨日今日と結構写真を撮ったのですが、カメラ設定を間違えていたりして、大方写っていません。なんせ、シャッターは降りないし、ピントは合わないし、、、それ以前に、眼は見えないし、胸は苦しいし、、、。一応写真が撮れているだけでも、大したものと、我ながら自賛している次第です。
いずれにしろ、ルリシジミは止まっても翅を開いてくれない。そこにいくと、ツバメシジミはすぐに開きます。
今日はツマキチョウも出現(撮影失敗)。ベニシジミは、求愛、産卵が、頻繁に行われている。でも交尾にはまだ出会っていません。
昨日今日の写真、コメントなしで羅列紹介しておきます(本来ならば「中国胡蝶野外観察図鑑」に没頭せねばならず、蝶の写真を写したり、ブログを書いたり、TVを見たりなどの暇はないはず)。
まず、ツバメシジミから(1枚だけルリシジミ)。明日はベニシジミの求愛と産卵。
ひとつだけ訳注を。訪花植物のひとつクサイチゴについて。サクラ(ソメイヨシノ)はもとより、菜の花(アブラナもセイヨウアブラナも)にしろ、タンポポ(セイヨウタンポポ)にしろ、もちろん、そのほかの派手な色調の多くの「野草」も、そのほとんどが人為由来(外来種あるいは栽培逸出)なんですね。
その中にあって、数少ない在来種の訪花植物がクサイチゴです。そのうち、いろんな方面から検証していこうと考えています。
チョウ魅力のひとつは、植物の場合と違って、大半が在来種(人類が出現する遥か前からこの地に棲むネイティブ)であること。
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追記:
Blueとは、、、大事なのを忘れていました。
Bert Kaempfert。一番好きな音楽、というだけでなく、全てをひっくるめても一番好きな存在。僕の心や体の99%は、Kaempfertの音楽で出来ている。そのなかで一番好きな曲が「Jumping Blue」(Kempfertの自作曲)。とてもジャジーな曲ですが、僕に言わせれば、ジャズではなく、ポップスです。
Jumpin' Blue (Remastered) - YouTube