コロナの敵(原因)はマスク。
熱中症の敵(原因)は冷房。
ついでに、正義の敵は正義、平和の敵は平和。
集団性自己中で早晩人類は(たぶん最初に日本人が)滅びます。
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ベニシジミ。新鮮な夏型(真っ黒なのから春型に近い明るいものまで)~春型のボロ、と様々な個体が一緒に見られます(全て同じ場所での撮影)。それをもっても、世代が入り乱れて発育しているであろうことが知れます。
モンキチョウ。東京(青梅霞丘陵)でもそうだったのですが、例の雌→雄の長時間滞空追飛翔が見られません。出会い頭に縺れ合うことはあっても、すぐに解けてしまします。僕が偶然出会わないでいるだけだと思いますが、何か気になります。
キアゲハ。雌は羽化直後だと思われます。雄はボロ。ちょっかい出してくる雄もボロばかり。執念で割り込んできます。
交尾の最中、接合部がドクンドクンと動いているのですが、これは精液を送り込んでいるのか、それとも一部のアゲハチョウ科に特有の(しかしおそらく本質的には全アゲハチョウ科に共通する)「交尾嚢」(あるいはその初期器質)形成に関わる(精子以外の)物質注入なのでしょうか?
セセリは今年7種目。オオチャバネセセリ。緑の体毛に注目!
何といっても今日の成果はスジグロチョウです。日本産の蝶の中で最普通種のひとつ。それが飯塚では(去年の秋も今年の春も)全く姿を見ない。実に不思議。しかし考えてみれば、東京ではモンシロチョウと並ぶ最普通種(都心ではむしろスジグロチョウ優勢)なのですが、京阪神では都市部にいないのです。沖積平野からなる大阪の場合はまだわかるけれど、京都や神戸でも街中にはいない。そして神戸の場合、東京ではかなりの深山に行かねば出会えないエゾスジグロチョウが市街地に接した山際(例えば新神戸駅周辺など)にいるという、逆転現象が見られます。スジグロチョウは日本産最普通種の一つではあるのですが、かなりの曲者でもあります(ほぼ日本固有種です)。そのような視点から考えると、福岡(飯塚)において顕著に少ないというのも、なんとなく分かるような気がします。
ところで、モンシロチョウが10頭ほど団子状態になって縺れ合って飛んでいました。団子飛翔は解けることなく数分間
続いていた(手動ピントに切り替えて何枚も撮影したけれど全て失敗)。どんな意味があるのでしょうか?スジグロチョウが混じっているような気がしてならなかったのですけれど、おそらくそう見えたのはボロのモンシロチョウでしょう。でも気になって解けた個体をチェックしてみました。いました! 初遭遇スジグロチョウ。おそらく、集団で追い出そうとしていたのだと思いますが、実際のところは不明です。