場末の雑文置き場

好きなことを、好きなときに、好き勝手に書いている自己満ブログ。

仮面ライダー龍騎の同窓会の話

2023年02月04日 | 特撮

1月19に開催された「仮面ライダー龍騎 20th Anniversary 同窓会 talk event」に行ってきた。タイミングが遅くなってしまったけど、せっかくだから行ったという記録を残したいので書いておく。
行った理由は、仮面ライダー龍騎が好きだというのも多少はあるけど、主に芝浦役の一條さんが見たかったから。
一條さんは少し前は1年に1、2回は2サスやサスペンス系の連ドラのゲストなんかで見られたけど 最近それがなくなってしまって、更に事務所も辞めてしまった。俳優は辞めていないようなんだけど。
ブログの更新すらない。前はブログに興味無かったけど最近はあまりの一條さん成分不足のためブログでいいから更新してくれ、と思うようになった。動いている姿が見たいのでYoutube等の動画ならなおいいけど。
そんな状態だったので、龍騎同窓会に一條さんが参加することを聞いて即、行くことを決意。

前に開催された龍騎ナイト(このときは行かなかった)のチケットは10分で完売したと聞いたので今回も発売時間になったら即買わないと売り切れるだろう、と覚悟をした。
発売日は2022年12月25日夜10時。数日前から日付と時間をチェックして緊張しながら挑んだ。事前にサイトへの登録も済ませておいた。少し前からパソコンに待機し、時間を見ながら万全の準備をした。席はSS、S、A、Bとあり、自分の懐具合と見やすさのバランスを取って最初からA席狙いで行った。慣れていないので少し手間取ったけど、なんとか成功。そしてその日のうちにコンビニに行って発券と支払いを済ませてきた。ホッとした。なお、覚悟していたとおり、チケットは10数分で売り切れたらしい。しかも高い席から先に売り切れたとか。ファンの皆さんはすごいな。

当日は開場時間の30分くらい前(=上演の1時間前)くらいに行って、余裕だと思ったら既に長蛇の列ができていてたまげた。ここでもファンのすごさを実感。
席は思っていたたよりずっといい席だった。トイレにも行きやすかったし、一條さんが比較的近かったので。
司会の鈴村監督、一條登場時のアナウンスで、一條さとるって呼んでいたような(正しくはさとし)。でも見に行っていた人たちのレポも含めて誰もそこ突っ込んでなかったから、あれは私の聞き間違いだったんだろうか。

時間は7時から10時までの3時間。内容は盛り沢山だったと思うけど、短く感じた。萩野さんが自由で、やたらと目立っていた記憶がある。萩野さんの「北岡と吾郎ちゃんの関係は今じゃ流せない」みたいな発言には、同性愛またはそれを匂わせる表現は表に出してはいけないもの、的なニュアンスを感じてしまってヒヤッとしたけど、それ以外は楽しめた。
ライダータイムにはいなかった東條(高槻さん)や神崎兄妹(菊地さん、杉山さん)が来たのもとても良かった。佐野役の日向さんもビデオか何かで出演あるかもしれない、と少しだけ期待していたのだがそれはなかった。気になっていたシークレットゲストは加藤夏希さんと松本梨香さん。最後に松本梨香さんが来て歌ったのが一番ビックリした。

一條さんはそれほど目立ってはいなかったけど、再放送以外で久しぶりに姿を見られて嬉しかった。しかも生で。締めのコメントなんかを聞いていると、一條さんって基本的には真面目な人なんだろうな、と思う。萩野さんいじりはすごいけど。
松田さんが俳優はずっと辞めないって言っていたのを聞いて、松田さんには少し失礼かもしれないけど、これを一條さんが言ってくれていたらとても嬉しかったな、思ってしまった。まだ辞めていないはずなんだけど。俳優・一條さんの姿がまた見たいな。


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「大逆転裁判」感想

2023年01月31日 | ゲーム

注)ネタバレを含む。

長かった。始めてからクリアするまでに半年以上かかってしまった。通常の逆転裁判シリーズに比べてテンポが悪い。一話あたりに時間がかかる。チュートリアル回である第一話ですら長い。文字送りのスピードが自分が読むスピードより遅いのが地味にストレス。

反帝国主義で王政反対派の自分には辛いところがところどころあった。そもそも主人公が大日本帝国の人だし、イギリスの裁判では「女王陛下の名のもとに」って言葉が何度も繰り返されて聞くたびに心がザワザワした。クライマックスでは、何人もの司法関係者の意見を差し置いて国王一人の権限で全てが覆される。たとえその国王の判断が正しいものだったとしても、なんだかな。

亜双義はパッケージに結構デカく描かれているのと、イギリスに行く目的が語られないまま退場してしまったので、実は生きていて再登場するんだろうなと思っていたら、やっぱり。
プロフェッサーの正体は、2の第三話の時点でバンジークス兄じゃないかと思っていたので、亜双義父だったと聞いて意外だな、と思った。思ったら最終話で再どんでん返しがあり、結局最初に予想した通りになった。

ヴォルテックスが黒幕だったのも、やっぱりって感じ。ビジュアルやパッケージイラストでの立ち位置も怪しさ120%だったので。
意外だったのは慈獄判事。いつものサイバンチョ枠だと思ってたので完全にノーマークだった。あとスーツ姿の立ち絵で現れたとき、本気で誰だかわからなかった。
逆に、疑ってたのに最後まで味方だったのは御琴羽教授。第1話での登場時からメチャクチャ怪しいと思ってたし、バンジークスが恨んでいるのはこの人だと思ってたので、ここは騙された。

良かったところはキャラクターがヌルヌル動くこと。それがテンポの悪さの要因にもなっている気はするので諸刃の剣ではあるが。
登場人物それぞれのキャラもしっかり立っていて魅力があると思うし、ストーリー自体は面白い。でももう少しサクサク進められるようにして欲しかった。ボリュームがあるって必ずしもいいことばかりじゃないんだな、っていうのをこのゲームをやっていてものすごく感じた。あと国王頼みの解決方法には大分興ざめしたので、もう少し別の方法を考えてほしかったな。


映画「RRR」と日本の植民地支配

2023年01月08日 | 政治・社会

この映画の大きなテーマとして植民地支配はクソ、というものがある。そして日本はイギリスと同じように、他の国を植民地支配した側である、ということは日本人として忘れてはならないと思う。
「イギリス人以外はRRRを見よう!」みたいなこと言ってる人を時々見かけるけど、かれらは日本が植民地支配の問題に無関係だとでも思っているんだろうか。日本人はこの映画で描かれている「イギリス」を「日本」に置き換えて考えてみるべきだし、頭を空っぽにして楽しんでいい話ではないと思う。

でもこの映画を見た人たちの反応を見たところ全然その意識が無い人が多数のように見えた。この映画を見て「もし日本が植民地にされたら~」みたいなこと言ってる人も観測して呆れてしまった。日本は植民地支配「した」側だって認識が本当にないんだなって。

植民地支配という歴史的事実の捉え方がクソだな、と思う日本人のタイプは主に二つ。
植民地支配を悪いものとしつつも日本とそれを完全に切り離している人と、植民地支配をそれほど悪いものと捉えておらず、抵抗側の態度に難癖をつける人。

後者の人たちは、「RRR」でイギリスが悪く描かれすぎだと言う。とんでもない話だ。植民地に来る宗主国の人間っていうのはああいうものだし、現実に比べればあれはまだ甘い描写と言える。
「RRRはテロを擁護しているから、その点が大きなマイナスポイント」みたいに評している人もいたな。それを見て、苛烈な植民地支配への抵抗をそう呼ぶんだねっていうのと、やっぱり「テロリズム」っていうのは主に弱者側の暴力のみを批判するために使われることが多いよな、ということを思った。そして宗主国による虐殺は決して「テロ」とは呼ばれない。
他にもプロパガンダだとかナショナリズム色が強くて危ういとか、そういった批判もあった。そういうことは同じように植民地支配された国の人が言うならともかく、支配側だった国の人間が偉そうに言っていいことじゃないだろう。

そして、この映画を見て改めて思ったことは、私は抗日映画をもっといろいろ見たほうがいいな、ということ。「金子文子と朴烈」、「ラスト・プリンセス」は見たことがあるのだが、そのうち「密偵」も見よう。「イップマン」や「ドラゴン怒りの鉄拳」あたりも。


「エルピス」最終回感想

2023年01月02日 | 映画・ドラマ

近年のテレビドラマの中ではかなり攻めた内容だったと思う。「民自党」の描写とか。それだけじゃなく、それぞれのキャラクターが立っていて純粋に面白いドラマでもあった。

最終回については、モヤモヤは残りつつも、当初の目的だった松本さんを救うことはできた。現実ではそれも限りなく不可能に近いことだから、良かったとは言える。大門も倒せてハッピーエンドだったら嘘臭すぎるし。
こんなの大門サイドから見ればトカゲの尻尾切りにすぎないし、大門享の無念も晴らされないままではあるが。最後浅川も岸本も晴れ晴れとしたいい笑顔をみせていたけど、大門享の映像が取引材料に使われたことを多分岸本は知らないんだよな。知ったらどう思うかな、とは少し考えた。

浅川と斎藤の対峙シーンでは、斎藤の言葉がひたすらに薄っぺらかった。政権交代したら日本が大変なことになるみたいに言っていたけど、何言ってるんだろうと思った。すればいいじゃないか政権交代。したほうがいい。
制作側としてはこの斎藤の言葉を空虚なもののつもりで描いていると思う。でもこれを正論として捉えていたり、まだ斎藤のことを信じていたりする視聴者も少なからずいるようだ。
斎藤が将来民自党を良い方向に変えてくれるなんて私は全く信じていない。将来的には大門よりもっと恐ろしい存在になっているとさえ思う。斎藤は希望ではなく災いでしかない。

主人公の浅川がこんな斎藤のような人間にべた惚れして自分を見失ったりしているような描写は見ていて辛いものはあった。私は浅川のことは好きだけど、斎藤と一緒にいるときの浅川は正直嫌いだった。でもそれも敢えての描写だろう。主役サイドであろうと汚い面もきちんと描こうという。最終的には斎藤と決別できたわけだし。

こういう二面性が一番上手く出ていたキャラクターが村井だったのかな、と思う。熱いジャーナリストである一方、最初から最後までセクハラ親父で。脚本家のインタビュー記事も見たが、村井のセクハラ描写は批判が出ることを承知で敢えて入れたものらしい。もちろんセクハラが作中で許されているわけではなく、村井のセクハラ・パワハラ野郎の側面は最終回でも浅川に批判されている。
私はこういう嫌な側面があっても村井のことが結構好きなのだが、それは斎藤のおかげかもしれない。斎藤はわかりやすいセクハラはしないけど、実はものすごく女を下に見ていてモラハラ気質。よく知ってみると斎藤のほうがずっと有害な男だというのが回を追うごとにわかってくる感じなので。それで村井のセクハラが許されてはならないのはもちろんだけど。

ただ、「善玉も悪玉もない」っていうまとめ方には納得はできなかった。村井は善玉でも悪玉でもない人物だと思うが、大門や斎藤は悪玉としか思えなかったので。権力バランスを無視して相対化して「どちらにもそれぞれの正義がある」みたいなのはもう古いんじゃないだろうか。


世界体操2022 種目別の感想

2022年11月07日 | スポーツ

世界体操が終わってしまった。録画の編集作業なんかをしながら余韻に浸ってはいるけど、少し寂しい。

放送内容には意外に満足できた。生放送が多かったし、いつもよりはたくさんの選手の演技を映してくれたし。
特にCSの放送は、有料だけあって入場シーンや表彰式もちゃんと映してくれたし、種目別は全選手の演技がカットされることなく見ることができたので満足。余計な煽り映像だとかタレントのコメントもなく、体操ファン向けの内容だった。吊り輪と段違い平行棒とあん馬の表彰式は放送時間の関係で映らず、そこは残念だったけど。

体操の大会があると他の人の感想を検索して見るんだけど、今回の大会は見てる人がいつもよりずっと少ないのがよくわかった。放送時間帯が深夜だったり、一部はCSだったりするから当然と言えば当然だけど。テレ朝も全然宣伝しないしな。内村の現役時代だったら深夜でももっと見られていた気はするが。

鄒敬園の平行棒はやっぱり圧倒的だった。スコアも異次元の16点超え。2019年大会では予選落ちだったから、今回は本当に良かった。絶対王者が実力を発揮して順当に勝つのが私は好きかもしれない。波乱なんてなくていい。失敗しないのも実力のうちではあるけど。

床はカルロス・ユーロ、吊り輪は尤浩に優勝してほしかったんだけど、どちらもメダルに届かずで残念。カルロス・ユーロは個人総合ではとてもいい演技をしていたし、もちろん鄒敬園ほどではないけど頭一つ抜けた優勝候補だったのにな。床の種目別決勝で失敗して跳馬と平行棒でリベンジするという、去年と同じパターン。なぜ一番の得意種目では決勝でやらかしてしまうのか。でも、昔ドキュメンタリーで見たときはこんなにすごい選手になるとは思いもしなかったな。本人ももちろんだけど、釘宮コーチもすごい。

平均台は落下が多かった。動きがとても綺麗だったアンドラーデや高難度の演技構成の欧鈺珊の完璧な状態の演技を見てみたかった。それはそれとして、元々補欠だった渡部が優勝したのはすばらしいことだけど。3位になった宮田は個人総合でも入賞したし、これからが楽しみな選手だな。小柄だけど子供っぽい感じじゃなく、体格もしっかりしているのがいい。 

鉄棒の決勝もとても見応えがあっていい試合だった。特に素晴らしかったのは、誰も落下しなかったこと。かなり珍しいことなんじゃないだろうか。
橋本は、多分満足できる演技ではなかっただろう思うけどリューキンが決まったのは良かった。リューキンは好きな技なので、これからも入れ続けてほしい。あとヴィンクラーをやる選手が増えてほしい。誰もやってくれなくて寂しいので。