ウクライナ関連の報道になんとも言えない気持ち悪さをずっと感じている。妙に情緒的だし、お国のために命をかけて戦うことを美化しすぎている。そしてウクライナ側のことは全肯定しないといけない、少しでも疑問を差し挟むととロシアの味方扱いされかねない雰囲気がある。
数日前にたまたま見たテレ朝の番組ではアゾフのことまで美化していた。アゾフを悪く言う奴はロシアのプロパガンダに騙されている、みたいに言い出す輩もネット上には少なからずいる。都合の悪いことはみーんなロシアのせい。
日本にいる人間がより警戒しなきゃいけないのはロシアのプロパガンダよりもウクライナ、アメリカ、そして日本のプロパガンダなんじゃないだろうか。ロシアのプロパガンダなんて全部日本のニュース番組がバッサリ切ってくれるんだから。
60歳以下の成人男性の国外退去禁止という重大な人権侵害についても、当然視する人が左派の中ですら少なくないのもなんだかな。自称左派の私の両親も例に漏れず。まあ日本の戦争責任だとか福祉とか難民問題とかについてのかれらの意見を聞いていると左派とはとても思えないので予想の範囲内ではあるけど。
メディアは積極的に戦う男性ばかり取り上げる。国外にいたのに祖国を守るためにウクライナに戻ってきたりするような人は特に好まれる。自分は国のために死にたくなんかない、ゼレンスキーふざけんなよという成人男性は確実にいるが、主要メディアは取り上げないだろう。私は国のために戦うことを非難はもちろんしないけど、賞賛もできない。
そしてウクライナ大統領のゼレンスキーが最近やたらと持ち上げられて英雄視されているけど、これも怖い。扇動家としての素質十分だし、平和主義者にはほど遠く、たまたま今は被侵略側だけど自分の気にる国の侵略行為は積極的に指示するような人物だ。実際ゼレンスキーはイスラエルによる殺戮を擁護するシオニストで、イスラエルがパレスチナ人からの侵略を受けている被害者だと主張しているらしい。もちろん現実はその逆だけど。ゼレンスキーはユダヤ人だからシオニストでも仕方ない、なんて全く思わないし、そう思うことこそユダヤ人に対する侮辱だと思う。
プーチンのことをあまり言わずにこちらのことばかり言うのはおかしい、と思う人もきっといるだろうが、プーチンに関してはもう言われ尽くしていて私が改めて言うまでもないから言わないだけだ。
常任理事国による拒否権問題がニュース番組で取り上げられたとき、アメリカのことは完全スルーで中国やロシアに悪用されたら困るとそればかり言っていたのも完全な西側バイアス。拒否権を一番多く発動しているのはアメリカで、しかも主にイスラエルの非人道的行為を非難させないためという正義とも人権とも程遠い理由からだったのに、その事実には一切触れない。
常任理事国なんてなくしてしまえばいいと私も思っている。でもそうしようとしたらまずアメリカが大反対するだろう。
本当にテレビの報道って基本的にアメリカや日本に都合のいい情報ばかり流しているので注意して見ないといけないな。特に戦争関連は。韓国関連でも完全に日帝寄りで過去の侵略を反省する態度がほとんど見られないし。こんなんでよく侵略反対だとか戦争反対だなんて言えるなと思う。