場末の雑文置き場

好きなことを、好きなときに、好き勝手に書いている自己満ブログ。

サスペンスドラマの不可解な点

2017年04月18日 | 映画・ドラマ

最近、サスペンスもののドラマをよく見るようになった。いろいろ見ていると、「前にもこういうパターン見たな」と感じることが多くなってくる。サスペンス、特に2時間ドラマには共通のお約束みたいなものがあるみたいだ。現実ではあまりない、フィクションならではの不可解な現象もいろいろ。それについて列挙してみる。


1.唐突な身の上話
サスペンスの登場人物は、聞いてもいないのに身の上話を始めたりする。それもかなり唐突に。知り合って間もない人になんでそこまで話すんだ。カウンセラーでもなんでもないのに。もちろん、その何気ない話が後々重要になってきたりする。実に都合がいい話だ。


2.過失致死が殺人扱いされる
揉み合ってるうちに一方が吹っ飛ばされてどこかにぶつかって、打ち所が悪くて死んでしまったケースがサスペンスにはよく出てくる。こういう場合は過失致死になるはず。でもなぜか殺人扱いされがち。
それはあんまりだろう。刑法もろくに読まずに脚本を書いているんじゃないかと心配になる。誰にでもわかりやすくするために敢えてそうしているのかもしれないけど。


3.階段から落ちて死ぬ人が妙に多い
それくらいじゃ人はなかなか死なんだろ。現実にそういうことが全くないとは言えないけど、ほとんどないよな。
いや、こういうの嫌いじゃないよむしろ大好きだよ。2サスはツッコミを入れながら見るもんだと思ってるんで、こういうシーンが出てくると「来たぞ、来たぞ」って感じで嬉しくなっちゃう。


4.女性が下の名前で呼ばれる
女性の登場人物は下の名前で呼ばれるのが基本で、苗字で呼ばれるケースの方が圧倒的に少ない。下手したら捜査会議の場でさえ、事件関係者の女性が下の名前で呼ばれていたりする。男性はちゃんと苗字呼びなのに。
仕事上知り合った、友達でも何でもない女性を下の名前で呼ぶことなんて実際はあまりないよな。仮に私がなんらかの拍子に事件関係者になったとして、刑事さんに「真理子さん(仮名)」なんて呼ばれたら、「なんだこの人馴れ馴れしいな」って思うだろう。少なくともいい気分はしない。階段落ちは笑って見ていられるけど、こっちには本気でストレスを感じる。
サスペンス以外のドラマだと、あんまりそんなことないような気がするんだけど。サスペンスは視聴者の年齢層が高めだから価値観が古いのかな。


とりあえず思いついたのはこんなものかな。意外と少ないな。ついでに書いておくと、サスペンスの定番のように言われている崖のシーンは、、私がここ最近見たサスペンスには全く登場しなかった。崖が定番っていうのは、もう過去の話なんだな。


映画「OLDK」感想

2017年04月16日 | 映画・ドラマ

一応、ギャグかつエロスなつもりで作っている映画らしい。ギャグシーンなんてあったっけ?ってよく考えたら、あることはあった。でもよく考えないと存在したことすら思い出せないレベル。
エロスは……そういうシーン自体はそこそこあったけど、ちっともエロい気分になれなかったぞ。主人公目線になっちゃってるから「お前ら鬱陶しい、いい加減にしろ」って感じだった。あんな四六時中やっててよく飽きないな。爆発しろ! と思ってたら本当に爆発しちゃったよ。

結末は……まさかの大惨事。全く予想できなかった。淡々とした日常の話だと思わせておいてあれだから。タクヤ役の一條さん、「仮面ライダー龍騎」でも爆死してたよな。
タクヤはクズだがさすがにこの末路はかわいそうだ。ヤク中は自業自得。彼女は……微妙だな。可哀想だけど自分で油撒いてるしな。上の階のおじさんは完全にとばっちりで気の毒。迷惑度も一番低かったのに。

急転直下のストーリー展開にはびっくりさせられた。いい意味で意表を突かれたと言うよりは……メチャクチャ過ぎて呆気にとられたって感じかな。
最後、冒頭と似た感じのトイレシーンが入って、一瞬夢オチかと思ったけど、新聞記事でそんな淡い期待を否定してくれた。救いがなさすぎだろう。


実写版「凍牌」感想

2017年04月13日 | 映画・ドラマ

原作も麻雀のルールも全く知らない上にグロ耐性ゼロなのに見てしまった。関さん役の一條さんが見たいあまりに。こんなにグロいもんだとは思わなかったんだよ。たまに震えたり目を背けたり、本当にヤバそうなシーンは飛ばしたりしながら見たけど、でも面白かった。

特に印象的だったエピソードは第三話。Kと関さんとアミナが初めて会ったときの話。
グロ成分は少なめだけど、いきなり部下? を撃つ関さん怖い。彼が死んだときの、なんでもなかったようなリアクションにもゾワッとさせられた。
Kも怖い。目の前で人が打たれても、そして死んでも動じない。このときはまだ、裏社会に通じてるわけでもない普通の高校生だったのに。
関さんに撃たれて死んだまっちゃん、クソ野郎だけど可哀相だった。いいキャラしてたな。深水元基の演技も良かった。すぐ死ぬのがもったいない。

関さんは結構出番が多くておいしい役だったな。おっさんくさかったけど。一條さんは普段かなり若く見える人なのに、当時の実年齢より少し上くらいに見えた。
顔じゃなくて、喋り方と雰囲気がそう感じさせたんだと思う。あとはメガネと髪型のせいかな。

K役の前田公輝は悪くないんだけど、高校生には見えないな。結構ガタイもいいし。
特撮に出てた頃の一條さんがK役をやったら結構ハマるんじゃないかな、とつい考えてしまった。20代だけど全く違和感なく高校生に見えるし、「どうしたのオジさん、震えてるよ」って台詞がすごく似合いそう。クッソ生意気なガキに見えるだろうな。

とりあえず、最初のシリーズはグロに耐えて最終話まで見た。続編もあるらしいんだが、更にグロくなりそうだからこれ以上はもう無理。


内村選手、体操全日本選手権10連覇

2017年04月11日 | スポーツ

ずっと勝ち続けるって本当にすごいことだ。すごい、としか言いようがない。他にうまい言葉が思いつかない。決して本調子ではなかったけど、決めるところは決めて、ギリギリでも勝った。

せっかくの快挙なんだから、ユニフォームもビシっと決まっていたらなお良かったな。リンガーハットのユニフォームは正直かっこよくないと思う。ズボンがグレーっていうのがちょっとね。

ニュース番組では、内村の快挙と同時に若手の台頭のことが取り上げられていた。それはいいんだが、内村と僅差での二位だった田中佑典の存在が無視されすぎてちょっと悲しくなった。
田中だって内村とほぼ変わらないベテランで、あの歳であれだけやれるってすごいことなのにな。最後の二種目での追い上げっぷりも良かった。平行棒・鉄棒は内村より得点が高かったんだよね。

三位は白井。去年のこの大会では二位だったっけ。そのときはすごく驚いたけど、白井が個人総合で上位に来ても驚かなくなった。もう床と跳馬だけの選手じゃないね。
ただ、すごく得意な種目があるけど苦手な種目はとことんダメっていうスペシャリスト系の選手が私は大好きだから、ちょっと寂しい気持ちもある。


ロリコン大国ニッポン

2017年04月10日 | ジェンダー・家族等

最近、女子高校生と警察官だの女子高校生と教師だの、未成年女子と成人男性との恋愛物映画が妙に多い。
こういうのを批判すると、偏見を抱く心の狭い人みたいに言われたりしてゲンナリする。大人と子供の力関係を考えろよ。まして教師と生徒だったりしたら、なおさら未成年側の立場は弱くなるんだよ。

「狩野はダメでこっちはOKなのはイケメンだからだよな」みたいなことを言う人もよく見る。「ただしイケメンに限る」って容姿差別問題にすり替えようとしてるのが腹立つ。
どっちもだめに決まってんだろうがボケが。違うから。顔なんて一切関係ないから。誰がやろうが犯罪は犯罪だ。ロリコン映画も、狩野英孝も、ついでに高橋ジョージもみんなまとめてくたばれ。

あの手の映画に喜んでいるような層は、大体狩野のことも非難していないと思う。狩野のことだけ非難しているのがいるとすれば、敢えて言えば映画はファンタジーだからじゃないかな。
一般人じゃなくてメディアが非難していないことだったら、それは金になるからだよね。狩野を擁護したところで一銭の得にもならんが映画にはスポンサーが付いてるから。

今やってるロリコン映画、どっちも原作は少女漫画だし、少女漫画とか乙女ゲーって教師と生徒の恋愛を扱ったものが結構多いんだよね。ほぼ必ず男側が年上で。しかも教師キャラって人気あるらしい。

ちょっと話は逸れるけど、倫理上の問題を完全に置いておいたとしても、ああいう話にときめく女性の気持ちってさっぱりわからないんだよな。そもそも年上に惹かれる気持ちがわからない。
私が高校生の頃なんて、20歳以上はおっさんにしか見えなかった。自分が早生まれで童顔だった(過去形)せいもあって同級生ですら半分はおっさんに見えたし、小柄で中性的で可愛い感じの子以外受け付けなかった。そういうタイプも大人になったらだんだんいなくなって、数年でみんなきったないおっさんになってしまうんだと思うと軽い絶望感があった。

それはそれで行き過ぎだよな。自分がおかしかったという自覚はある。