場末の雑文置き場

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婚活は若ければ若いほど有利?

2013年05月14日 | ジェンダー・家族等

女性の婚活は若ければ若いほど有利、と言われている。私も以前婚活をやっていた(やらされていた)ので、このことについて考えてみようと思う。なお、ここでいう「婚活」は結婚相談所に登録したり婚活パーティーに参加したりすることを指すものとする。

ネットの掲示板を見ていると、「20代前半だけど、結婚相談所に登録するのはまだ早いですか?」というような質問を見ることがある。そうすると、「早すぎることはない、婚活は若ければ若いほど有利だ」という意見が数多く出てくる。

笑ってしまったのが、「30過ぎたおばさんになってしまってからではもう手遅れ。20代半ばの女性は、特に30代半ば~40代の男性から人気があるので、できるだけ早くから婚活したほうがいい」という、中年男性と思しき人の書き込み。皮肉を言っているわけではなく、20代の女性にとって、このような年齢層の男性にモテることがとてもありがたいことであると無邪気に信じているらしい。

はっきり言って、多くの若い女性からすれば、そんなおじさんたちに寄ってこられてもただただ迷惑なだけで、嬉しくもなんともない。女性の年齢を過剰に気にする男性ほど、なぜか自分の年齢には無頓着で、おじさんであることが不利に働くとはまるで思っていないところが面白い。

結婚相談所に登録する男性の平均年齢は高い。30代前半であれば、まだまだ若い方だ。20代は本当に少ない。同年代と結婚したいのであれば、まず行かないほうがいい場所だ。確かに若ければ見合いの申し込みも数だけは多く来るだろうが、10以上も年上のおじさんからのものばかりでがっかりすることになるだろう。

若いうちの婚活に向いているのは、相手の年齢も性格も気にしないから、とにかく金持ちと結婚したい、という人。それなら金持ちの高齢男性との結婚はそう難しくはないだろう。

そんなに多数派ではないと思うが、おじさん大好き、という人にも向いている。ここでいうおじさんに、大人らしい包容力などを期待してはいけない。精神年齢はむしろ同年代男子より低い、ということもよくあるのでそのあたりも覚悟しておく必要がある。シミやシワ、たるんだ体、頭の固さに魅力を感じられるのが本物のおじさんマニアだ。あとは、父親が高齢だと出産する際の母体への負担も大きくなるので、そのことも考慮しておこう。

それにしても、「婚活」がメディアに取り上げられるときは、年収1千万の相手を希望するような女性ばかりが批判されているように見える。自分と釣り合わない、うんと若い女性ばかり希望する男性のことにはほとんど触れられていないのは不思議だ。実際は、こういう輩は非常に多いのだが。

まあ、メディアを牛耳っているのは「おじさん」だからなのだろう。だから彼らの行動になんの疑問も持たない、と。