場末の雑文置き場

好きなことを、好きなときに、好き勝手に書いている自己満ブログ。

反射防止フィルムすごい!

2017年12月30日 | その他

今使っているパソコンの液晶はテカテカしていて、映り込みがストレスになっていた。特に、明るい時間に動画を見るとき。

電気屋のパソコンコーナーで新しいノートパソコンを見てみたら、テカらない液晶のものがたくさん置いてあって、ちょっとだけ欲しくなってしまった。私が買った頃にはテカテカのばっかりだった気がするんだけど、時代が変わったのかな。

テカテカはグレア、テカらないのがノングレアというらしいというのをその後知った。テカるのが当たり前だと思ってたから、液晶にそんな種類があるなんて知らなかった。
グレア液晶は映像が綺麗に見えるので動画を見るのがメインの目的ならこちらがお勧めらしい。
と言われても、グレア液晶で一番ストレスを感じるのが動画視聴時だったし、綺麗な液晶も映り込みがあったらマイナスでしかない。それにノングレア液晶のやや落ち着いた色合いも結構好きだ。

ということで、私のパソコンのグレア液晶に、最近知った反射防止機能の付いた保護シートなるものを貼ってみることにした。
買ったのはビックカメラで売っていたナカバヤシ製のもの。ブルーライトカット機能も付いているものと迷ったけど、反射防止機能のみの製品にした。2,600円もして、たけー!と思ったし、もっと安いのもあったけど、高精細という謳い文句と分割シート(位置合わせがしやすいらしい)であることに惹かれて。

携帯ゲーム機にシートを貼っても必ずズレるくらい不器用なので、15.6インチの液晶に貼るのはかなり大変な作業になった。一発では上手くいかず4、5回やり直して、少しホコリも入ったけど気泡はちゃんと綺麗に抜けて、なかなかの仕上がり。分割式のおかげかな。
その効果は予想以上だった。本当に全く反射しなくなって、違うパソコンになったみたい。スクリーンに余計なものが写り込まなくなっただけじゃなく、目が疲れにくくなったし手触りまで良くなった。これなら2,600円でも全然高くない。

ところで、パソコンのグレア液晶とノングレア液晶のどっちが優れているか問題、人によっては論争を引き起こすほどの大問題らしいこともここ数日で初めて知った。
私はノングレアが好きなんだと最近わかったけど、グレア液晶の方が好きという人も沢山いて、まあどっちが上というのはなくて好みの問題だよね。


池波正太郎時代劇 光と影 第六話「断金の友」感想

2017年12月14日 | BSジャパン時代劇

人の命を粗末にするなよ、っていうのが真っ先に浮かんだ感想。
当時はそういう時代だったということは承知の上で、でもそういう価値観のものを現代の人間にそのまま見せられてもなんだかなあ。全く理解も共感もできないぞ。

勘助は嫌な奴には違いないが、殺されなきゃならんほどのことはしていないだろう。私には理不尽にしか見えない理屈で殺されて、その殺人も正当ということにされ、本人ばかりか親類まで巻き添え。可哀相で仕方なかった。全部九郎のせいだな。

九郎は友情と義に篤い好漢のつもりで描いてるんだろうが、直情的で思い込みの激しい危険人物としか思えんかった。意志の弱い主人公がこの男に唆されて望まない道に足を踏み入れてしまったような印象。
こんな奴の言うことなんか突っぱねて親父を大切にしてやれよ、とものすごく思った。当時の価値観だったら今よりもっと親孝行が大事だったはずなんだがな。とんだ親不孝者じゃないかあんなの。

不敬だからという理由で人を殺す、自分が死ぬことも厭わないっていうのがもう、無理なんだ私は。忠義ってものを美しいと思ったことがないから。こんな記事を書くくらい忠臣蔵大嫌いだし、主君のために我が子を犠牲にするような話も美談として語られれば語られるほど引いてしまう。
ついでに言えば、男色の気はないのにあるように言われたのが死に値するほどの侮辱であるという発想もすげえホモフォビックで嫌だった。当時の価値観とは言え。

周五郎は忠義がどうのというよりは「上に立つ者は庶民に尽くすべきである」って感じで、成敗される対象も不忠とかじゃなく庶民から搾取して私腹を肥やす悪臣だったりしたよな。そういうのだったら受け入れやすかったんだけどな。それでも暴力は好まんが、まあそういう時代だし。

この枠大好きなんだが、池波原作は私に合わないかも。登場人物の言動の端々に原作者のセクハラ親父臭を感じ取ってしまって少々キツいときもあるし。「女剣 妙音記」の終盤の意外すぎる展開とか、「あほうがらす」の弟や親分たちの見かけによらない優しさとか、いいところもあるんだけど。