マレーシアは、まだオリンピックで金メダルを取ったことがない。
冬季オリンピックには参加したことすらない。まあ暑い国だから当然といえば当然かもしれないけど。
私は何故かマレーシアが好きだ。対戦相手が日本選手でも、もちろんマレーシア選手を応援する。
だって日本、そんなにスポーツ強くないといっても金メダルいくつも持ってるし。
同じ東南アジアのタイやインドネシアは金メダルをいくつかとっているんだけど、マレーシアはゼロ。ついでにフィリピンもゼロ。
マレーシアのいままでの獲得メダルは銀3、銅3の計6。
そのうち5個がバドミントンでのもの。
マレーシアでは、バドミントンは大変人気のあるスポーツだ。
ロンドンオリンピックの時、体操の次に気になっていたのがこのバドミントンだった。もしかしたらマレーシア初の金メダルがとれるかも、という期待があったので。
マレーシアに、とても強いバドミントン選手がいる。
リー・チョンウェイ選手。世界ランク1位で、前回・北京大会の銀メダリスト。マレーシア人でこの人を知らない人はいない(多分)。
というわけで、チョンウェイ様の勇姿を見たかったのに、テレビではなかなか放送されなかった(日本選手と対戦しないから)。
私は、バドミントン男子シングルスに関しては日本選手のことはどうでもよく(すみません)、チョンウェイ様だけを応援していた。
NHKのサイトで全競技が見られると、決勝戦の間近になってから知った。
(NHK様ありがとうございました。素晴らしいサービスだと思います。)
ところが、決勝戦の時間が、ずっと応援していた鄒凱選手(中国)の出場する体操・種目別床の時間と重なってしまった。
どっちも見たかった。でも結局、鄒凱選手をとった。
チョンウェイ様が第一セットを取るところまでは見届け、それから体操に移動。
チョンウェイ様の最大のライバル、林丹選手も中国の選手。
(どうでもいいことだけど、顔だけ見たら林丹の方がマレーシア代表っぽく見える)
中国の、金メダル有力の種目が同時刻に放送されていたということ。
これは、中国選手を応援したい中国人にとっても悩みどころだったのではないかな。
この場合、多分林丹が優先されるのかなあ。林丹のほうが人気ありそう。私は鄒凱大好きだけど。
残念ながら、チョンウェイ様は金メダルならず。やっぱり強かったな、林丹。
でも鄒凱が金メダルだからそれは嬉しかったんだけど。
その日は複雑な気持ちだった。嬉しいのと残念なのとで。
チョンウェイ様、ついこの間全英オープンで優勝したね。
うちではJSPORTS映らない環境だから見られなかったけど、見たかったな。
調べたら、今も世界ランク一位なのね。(2014年3月18日現在)
三位は日本の田児。田児すごいな。その割にはあまり話題にならない気がするなあ。
チョンウェイ様、次のオリンピックにはもう出ないのかな。出ないんだろうな。
そろそろ引退だって噂もあるけど……。
クアラルンプールでオリンピックが開催されて、セパタクローが種目に入っていて、そこでマレーシアが金メダルをとる日が、来るといいな。
バドミントンの金メダルも見たいけど。