堂野博之氏の講演内容 から一部分
■フリースクール育海(はぐくみ)
▶自分にとって逆境となる状況を、これって神様から与えられた宿題だと思うことにして、どんどん難しい宿題をクリアすると、またやってくる。すると、どんどん世界が広がっていくんです。無職になり、どうやって生活する?となったけど、せっかくクビになったから、トコトン自分の思う通りにやってやれと、単身で離島の飛島に移住しました。
この島で自分の好きなように学校を作ろう、と思って始めたのがフリースクール育海です。離島留学という仕組みを作って、全国の学校の行き辛さを抱えてる子どもを対象に、1年間、飛島の廃校で共同生活を送ってます。
▶1日のスケジュールは全部子どもたちが話し合いで決めます。印象に残っているのは去年。「スタッフは何にもしないから君たちでやるんだからね」と伝えてあるのに、夜7時、8時になっても誰も動こうとしない。お腹が空いてくるけど、スタッフはただニコニコ待ってます。
ある子が「お腹がすいたから、何かしない?」と言って、初対面の子がぞろぞろ台所へ行き、冷蔵庫の中を見て何ができるか相談が始まって、作り出しました。
1日が終わって、夜ミーティングをするのだけど、本当に自分たちでするんだと自覚して、一生懸命話し合ってスタートするのが離島留学の特徴です。
▶今の私の根っこにあるものは、自分の不登校の経験です。生きているといろいろありますが、それをどう受け止めて、どう向き合って、どう成長していくかに尽きると思います。
子どもたちの中にある“生きようとする力”“伸びようとする力”を、作物に水をやるように見守らせて頂くのが「フリースクール育海」です。
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