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大切にしたい、生活の中の小さなしあわせな瞬間をいつまでも忘れないように・・・

器への思い

2010-08-20 | 食関連
きょうは器についてのお話です。
私が大切にしている器の中から今日は3つご紹介します。

一つめは、上の写真にある中国白磁のお皿です。
このお皿は京都の骨董屋さんで見つけました。
なんでも○○百年前のものだと説明されました。
確かに裏を見ると古さを感じます。
5枚揃いで並べられ売られていました。しかし、私が出せる金額では2枚分が精いっぱいで、このお皿を買った後、帰りの新幹線代が足りずATMに走ったことを思い出します。
どうしてこのお皿に魅かれたかというと、白色のようで白色ではなく、2枚はお揃いのようで揃いでない、どことなく不完全さが残る味わいが気に入ったのでした。この器は、普段の食事に使っていますが、どんな料理を盛り付けてもなんとなく、決まるところが気に入っています。

                          

ふたつめはワイングラスです。これはバカラのワイングラスで1948年頃に作られたものだということです。このグラスは飲み口あたりのガラスがたいへん薄く、今の時代のものより繊細な感じがとてもよいのです。透明感があり、カットの美しさを感じさせてくれます。やはりガラス製品に関しては、ヨーロッパの方が歴史的に製造技術が古くから発達していたのだと思われます。



三つめはウエッジウッドのピーターラビットの子ども用食器です。ここにはマグカップを写真に載せてありますが、プレート、ボウル、スープボウルの4点です。これらは、私の娘が1才くらいの食事ができるようになったときから、小学生くらいまで使い続けたものです。陶器製なので、このマグカップは何度か割れたのですが、同じものを2回ほど買い替えて、さらに下の娘も使い続けて、かれこれ20年くらい使っていたものです。最近では食器棚の奥深くにしまわれていますが、これらの食器を見ると子どもたちが小さい時に食卓でいっしょに食事をしていた時のことを思い出します。今はもう使い道のなくなってしまった食器ですが、なぜかずっと手元においておきたいと思える愛おしい食器なのです。

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