FOOD + フードプラス

大切にしたい、生活の中の小さなしあわせな瞬間をいつまでも忘れないように・・・

ソウルのおみやげ

2010-08-30 | 旅行
さて、上の写真はいったい何でしょう?素材は竹です。
私はこういったハンドクラフト的な調理道具にとても魅かれます。
作り手のぬくもりや知恵の詰まった道具に出会うと心が躍ります。
                 
正解は<茶こし>です。大きい方は竹の節に穴があけてあり、小さい方は麻布が張ってあります。そして、さらに感心したのは持ち手の元に近い所に切り込みがあり、カップの口をひっかけることができるようになっているのです。これなら、カップの直径に関係なく茶こしをひっかけることができるのです。なんというgoodアイディアでしょう!
竹の色や異なった太さが、美しいと思います。使うのがもったいないくらいです。

   

あと今回のおみやげは、サチコさんおススメのインスタントラーメンです。パッケージにジャガイモの絵があるのですぐにわかります。麺がジャガイモから作られているそうです。食感が不思議です。しかし時間がたって麺が汁の水分を吸ってしまうと、普通のインスタントラーメンと変わらなくなるのでゆっくり食べないようにしたいものです。
となりの写真は韓国伝統お菓子です。雑穀や豆、ナッツが使われています。韓国版フロランタンです。中でも松の実や胡麻は、かなりおいしいです。
あと、韓国冷麺セット、レトルト参鶏湯、韓国伝統茶、などを買ってきました。
このおみやげを食べてなくなるまでは、韓国の余韻に浸れそうです。
あ~楽しかった!

快くお休みをくださった、リョウコさん、ミサトさん、ありがとう。感謝しています。




                 
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器屋めぐり

2010-08-29 | 旅行
今回のソウルで器屋をいくつか回ってきました。
チョンダムドンと仁寺洞(インサドン)、韓国民俗村などで見ることができました。
チャンダムドンでは、韓国の作家ものの食器を集めたお店を訪れました。なんでも今、韓国のフードコーディネーターやレストランプロデューサーから注目されているお店だそうです。お店の床から天井までの棚には食器が積まれ、モダンな中にも韓国らしさを残したデザインの器が目をひきました。

やっぱり仁寺洞は何度訪れても楽しいところです。たくさんのギャラリーがあり、北村あたりの古い韓屋を巡り、韓国伝統茶のカフェで休憩しながら脇道をふらふらしていたら、おそらく1日を過ごせてしまいそうな所です。そんな仁寺洞にあるギャラリーでこの器に出会いました。本当は白磁を目当てにしていたのですが、一目でこの器を気に入り即決して買いました。洋服でも食器でもそうですが、なかなか一目見て<何としてもこれを手に入れたい!>と思えるものには、最近なかなか出会えません。
この、朴 英淑 という女性陶芸作家のギャラリーには大きな作品から普段の生活に使えるような作品まであって自然さや素朴さを感じることができました。
この焼き物は<粉青沙器>といわれ、釉薬にはワラビを乾燥させて灰にして5年くらい寝かせて作られたものが使われているということでした。歴史的には韓国で焼き物の主流が青磁から白磁へ移り変わろうとしていた、朝鮮時代の初期から中期に作られていた技法だそうです。
この器の色と繊細な貫入とちょっとしたキズが気に入って買い求めた今回の収穫品でした。
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ソウルのスーパーマーケットの中にレタスハウス!!!

2010-08-27 | 旅行
アンニョンハセヨ~!
ソウルから帰ってきました。
今回のソウルはずっと雨でした。日本よりずっと涼しく過ごしやすい気候でした。
私は旅行先の市場やスーパーマーケットなど地元の人たちが生活用品や普段の食品を
買い物する場所を見るのが好きです。旅先で、ローカルマーケットや屋台を訪れることができると、とてもテンションがあがります。
今回は広蔵市場、スーパーマーケット、屋台、デパ地下を回ることができて満足度でした。
上の写真はスーパーマーケットの食料品売り場の様子です。ガラス張りのハウスの中ではレタスが栽培されていて、その前にはそこで収穫されたレタスが並べて売られていました。
この場合フードマイレージは<ゼロ>というのでしょうか?このレタスハウスは、かなりのインパクトです。
                   

広蔵市場の屋台では、目の前で電動の石臼がゴトゴトと動いてたっぷりと水を吸った緑豆をすりつぶして、それを使ってピンデットという緑豆のお焼きを焼いて食べさせてくれるのです。以前ヒロミさんと一緒にここに来た時に感動し、もう一度来てみたかった所でした。
外はカリッと、中はふんわりと焼きあげられたピンデット。
そして石臼のパフォーマンスには<やられた!>という感じでした。
                        
 
まだまだソウルのおみやげ話は続きます。
器、人々の生活、おみやげ品、おいしいもの、などなど・・・
順次アップしていきます。
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器への思い

2010-08-20 | 食関連
きょうは器についてのお話です。
私が大切にしている器の中から今日は3つご紹介します。

一つめは、上の写真にある中国白磁のお皿です。
このお皿は京都の骨董屋さんで見つけました。
なんでも○○百年前のものだと説明されました。
確かに裏を見ると古さを感じます。
5枚揃いで並べられ売られていました。しかし、私が出せる金額では2枚分が精いっぱいで、このお皿を買った後、帰りの新幹線代が足りずATMに走ったことを思い出します。
どうしてこのお皿に魅かれたかというと、白色のようで白色ではなく、2枚はお揃いのようで揃いでない、どことなく不完全さが残る味わいが気に入ったのでした。この器は、普段の食事に使っていますが、どんな料理を盛り付けてもなんとなく、決まるところが気に入っています。

                          

ふたつめはワイングラスです。これはバカラのワイングラスで1948年頃に作られたものだということです。このグラスは飲み口あたりのガラスがたいへん薄く、今の時代のものより繊細な感じがとてもよいのです。透明感があり、カットの美しさを感じさせてくれます。やはりガラス製品に関しては、ヨーロッパの方が歴史的に製造技術が古くから発達していたのだと思われます。



三つめはウエッジウッドのピーターラビットの子ども用食器です。ここにはマグカップを写真に載せてありますが、プレート、ボウル、スープボウルの4点です。これらは、私の娘が1才くらいの食事ができるようになったときから、小学生くらいまで使い続けたものです。陶器製なので、このマグカップは何度か割れたのですが、同じものを2回ほど買い替えて、さらに下の娘も使い続けて、かれこれ20年くらい使っていたものです。最近では食器棚の奥深くにしまわれていますが、これらの食器を見ると子どもたちが小さい時に食卓でいっしょに食事をしていた時のことを思い出します。今はもう使い道のなくなってしまった食器ですが、なぜかずっと手元においておきたいと思える愛おしい食器なのです。

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テレビのない家

2010-08-17 | 日記
世間一般では、お盆休みもそろそろ終わり、またいつものように仕事が始まりました。
みなさんはどんな休暇を過ごされたのでしょうか?
私はこの休みに、3日間かけての<南八ヶ岳縦走>の予定でしたが、あいにくの天気で
取りやめとなりました。かなり前から楽しみにして、いろいろとコースガイドをながめたり、荷物の準備に取りかかったりしていたのですが、少しがっかりでした。
そこで丸々空いた3日間は、読みかけていた本を一気に読み終えようと決めたのでありました。私の場合たいてい同時に2冊から3冊の本を読んでいます。①仕事の移動で地下鉄や電車を使うときに、少しの時間でも本が読めるように鞄に1冊の本を持ち歩いています。②家で寝る前やベッドに入ってから読む本を1冊、③仕事がらみの食関連の本を1~2冊。
だいたい、こんな種類に分けて本を選んでいます。

今回は上の写真の6冊が同時進行で進んでいた本です。八ヶ岳のガイドブックは、未練いっぱいで熟読してしまい、<Casa BRUTUSソウル・韓国>は韓国の伝統工芸の記事が読みたくて買いました。韓国出身のスタイリストのソニア パークが選んだArts & Craftsの特集がひときわ美しく、私は今<韓国に行きたい魔物>に取りつかれています。約100年前の<民藝>柳宗悦を引き付けた朝鮮白磁の紹介から、韓国一のハイセンスな器をそろえる器屋の情報まで、地図付きで掲載されているのです。思わず韓国の地下鉄路線図と照らし合わせている私がそこにいて、他の本をなかなか読み進めることができず、おまけにまた韓国の本を買ってしまったのです。ん~、「やっぱり白磁の器を見に韓国に行きたい」韓国の漆器や竹細工も見れたらなお良し、などと望みはどんどん大きくなるばかりです。

結局、休み中の読書時間の大部分はこの<Casa BRUTUSソウル・韓国>の生活工芸品の記事とお店の情報とソウルの地図を順番にながめて、終わってしまったのでした。

このように普段の生活時間の中で私が本を読む時間を確保できるのも、我が家にテレビがないおかげなのかもしれません。
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