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大切にしたい、生活の中の小さなしあわせな瞬間をいつまでも忘れないように・・・

梅しごと

2011-06-05 | 食関連
毎年、この時期になると<青梅>を仕込みます。

お店で青梅が並ぶと、なんとなくそわそわとしてしまいます。

梅酒用の青梅は意外と短い時期しか出回らないので、その時期を逃すと仕込みが

できないからです。


我が家では梅ジュースの消費率が高いので、ここ数年は、梅酒の仕込みをやめて

ハチミツを使って梅シロップを仕込むようになりました。

娘たちはせっせと梅ジュースを作り、かき氷にかけたり、1年に1度のお楽しみになっています。


この梅ジュースのもとになる、梅シロップや梅酒の作り方はイロイロありますが、

私は、梅をひとつひとつふきんで包んで水気をふきながら、ヘタを竹串で取り、

竹串を束ねて針打ちをして、広口ビンに青梅を入れて、はちみつを加えて作る

昔ながらの作り方です。



梅を冷凍庫で1日凍らせて漬けこむ作り方もありますが、

この作り方で仕込むと、1週間から10日くらいの短時間で、できあがります。

しかし、できあがる途中の梅の姿が、なんとも痛ましく、

見ていて、とても梅が不憫でなりません。

梅が自分の身を痛めつけ、その分早くでき上がるのだということなのでしょう。


今日仕込んだ梅は、梅がビンの中でじっくり育っていくのをながめながら、

おいしい梅シロップのでき上がるのを待つのです。

こうやって、おいしいものができ上がるのを待つことも、楽しみと思えるのです。



梅のひとつひとつと向き合い、でき上がりを待つ事に楽しみを見出せる

私の梅しごとは、1年に1度のお楽しみなのかもしれません。

だから、きっとこれから来年も、再来年も、今まで通りの作り方で手間と暇を楽しみながら

青梅の仕込みをすることができたらいいなあと思いました。


今年もこの時期に梅しごとができることに感謝!


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