文章を構成するものは文であり、複文である。重文とみるべきものは文の単位体の規定にかかわるところであるので、日本語の重文の成立は句に係わると考えてよい。文に主語があり、その要素をもって複文の関係構成を作る。重文の主語は対等の要素として文と文との関係が見えるとがわかりよいが、日本語の現象は主語、いわゆる目的語といわれるものが、文の要素として必須であるかどうかによって、句という単位になると考えた方がわかりよい。その文要素に主語述語を規定し、いま格関係を構成する、その機能を持つ接辞にある働きは助辞としての関係構成をするということであるが、-ga、-o、-ni、-toを論理関係の辞とし、-de、-e、-yori、-made、-karaをあげて、それぞれ、手段道具、方向、基準始発、到達目標、起点などの意味を持つ接辞とする。これについて名詞と動詞の語を関係構成するのに対して、名詞と名詞を関係構成する、-no-という接辞があるが、文節を連文節とする現れに特徴的である。日本の首都、首都の東京、東京のオリンピック、というような、それを連文節とするのは、意味を持って語相当に機能することによる。文の単位である、その要素に析出されるものはは、まず文節である。それは文を含む単位に捉える、文および複文いあって、それが文章となると、その単位も文節をもって見ることになる。文節は語を持つ。その後は品詞に分類できる。詞と辞によって文節があると言ってもよい。辞においては、接辞、助詞辞、格助辞を見る。 . . . 本文を読む