文化庁国語課の勘違いしやすい日本語、というタイトルで、この名前の付け方が、勘違いしているのかなと思ってしまった。国語調査で20年お区切りだからだそうで、著者はと言えば、文化庁国語課なのである。国語課の部署名に、日本語教育があって、それを文化庁の調査で、日本語をとらえて国語調査であるし、国語課による日本語教育の実態調査である。それは国語審議会というのがあって、日本語審議会ではなかったし、国語問題であって、日本語問題ではなかった。こうして勘違いのママに使い続けているような気分になる。言葉の正しい意味を知しることができる一冊とあるので、ひも解いてみる。いまの、ひも解く、となってしまう、繙く、について、衣服の下紐を解くわけではないと言いながら、書物の帙(ちつ)のひもを解く意となれば、やはり紐を解くということなのである。 . . . 本文を読む
金融経済用語で、日本の商習慣として解説をしている。割戻金、リベートを指す。リベートは、 支払い代金の一部を謝礼金、報奨金などとして支払人に戻すことと、辞書にある。kickbackは、望ましくない反応のようである。け返り、けり戻し、とは、あまり使わない。また、跳ね返り、というのがあった。チェーンソーが作業者向きに急激に跳ね上がる現象だそうだ。さて、それを中国ビジネスの腐敗の現場として、>その手も行き届かない闇が社会を覆っている。ビジネスの現場も例外ではない。現地に進出する日本企業の末端でも、仕事の発注の見返りに金品を要求する「キックバック」が横行する。 と伝える。 . . . 本文を読む