もっと好きになる日本語というコーナーである。その①に、次のタイトルがある。「にほん」と「にっぽん」、どちらが正しいのか 読みを問うていることと、その読み方の正しさを、国号の議論を結び付けて、勘違いをしている。国会議員、政府のうちでの議論がそうなのは、その見方また考え方がないからである。どういうことか。国号は漢字表記で、日本 であることと、それを読むことで、正しい発音を一つにしようとすることが、国名の正しさだとしようとすること、この二つを決めないでいる。国語教育ではどちらでも読み方を認めているということを加えて、日本語の言語としての常識である。表記における文字、漢字を正しく決めているのだから、少なくも、漢字表を作り、読み、書きを決めているところからすれば、その慣用または理解がある限り、にほん にっぽん なのである。 . . . 本文を読む