もっと好きになる日本語というコーナーである。その②に、次のタイトルがある。日本でも最も多く使われている漢字は? とあるのだが、社会で使われる感じの多いものと言うのはどういうことか。それには統計による上位の字をあげている。人、一、日、大、年、出、本、中、子、見 この10文字を例に、調査資料の延べ、約50,000,000字に、文字は8,576種類だそうだ。延べはすべてを数えている数字で、種類は同一文字と判定する漢字をどう扱ったか、ということである。説明によると、たとえば、人は61万回使われていて、1.24%を占める。そこでその回数の高いものをよく使われていると算定している。頻度、そして頻度率のことを指している。はたして、それがよく使われているには違いない調査結果であるが、もっとも多く使われていることになるかどうか資料によることろで考えなければならない。平成22年に行った調査というのは、この文章の説明の限りでは、すべてではないので、正しくない。勘違いを起こしてしまうから、よるべき資料に戻ってみることが必要である。 . . . 本文を読む