平和俳句に戦略をおくマスメディアの論壇である。俳句の文芸議論をするものではないから、それなりに、キャンペーのように見ていることになるが、どうにも、俳句にそぐわないのである。客観写生、写生俳句、新傾向俳句、古典の俳句である俳諧連歌に照らして、その議論はなくとも、国民文学であるからして、その趣味嗜好に合わせてそれなりの愛好者がいるわけであるから、そこに、 <戦火やみ雛(ひひな)の顔の白さかな> <反戦の怒濤(どとう)のうねり梅開く> という俳句の傾向と、その記事を載せることばに、立場違う人敵視 戦時下の感覚 と、わかりにくい。作品として、いうのが、どうにも、<冬すみれ排除の文字は読めませぬ>というのを、これは、解釈しているらしい。この句は立場によって、そのときの主張を入れる句の内容となることがわかるので、作者の気持ちはどこにあったものかと疑われてよい。それを反転して、排除された側の論理として読むならば、この文字を読み、聞こえていた方がよいのであって、そこに俳句の妙味がある。それをわかるかわからないか、俳句を言葉でたたかう道具とだけ思ってしまうのは危うい。 . . . 本文を読む
退休の休止には、好い時期となった。退休は退職の中国語にあたるが官職を引くことを旨とするので役人の勤務には相当するが、中国文学者などが好んで用いてもいる。官立勤めをしていればそれをまねて、公務員をやめてのことにもなる。それをしてきたわけではないが、公職にあって38年間を過ごし、そこには10年を過ごした国立、前後はさんで私立の大学で10年ずつを勤め上げてきたので、退休のことをもって10か月になろうとする。書類、書籍、雑雑とした身辺整理をして終活という世間並みのことをして見るものの、これが並みと行かない位に大変なことであることに気づいて、断捨離に教えに程遠い日々であったから、しかし、そうは言いながら、無職、隠居、年金生活に加えて徐々にも体力のほどがわかってきたようである。それはまだ勤務をする週に何回かの講義であるが、それとともに、本の整理をしていて、どうにもならないものを、その思いとして抱くようなことがあるから、これは、いまの心境では休止して、すでにこのブログでそのように、願っているように、まさごとのほどを考え合わせることである。 . . . 本文を読む
恒例の読者が選ぶ10大ニュースに、将棋青年が、いや、少年か、国内ニュースのトップとなっている。米国大統領の就任という海外ニュースと対照的である。続く、天皇退位と横綱暴行問題と民衆の目が何に向けられているか、興味深い。翻って、北朝鮮関連で2位と3位を占める海外の出来事にも。これは関心事として、5位になる韓国大統領のニュースが見えてて、近隣の国際情勢には気が抜けないところか。国内
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《1》14歳棋士、藤井四段が29連勝の新記録
13,634(80.7%)
《2》天皇退位特例法が成立。19年4月末退位、5月改元へ
12,387(73.4%)
《3》横綱日馬富士が暴行問題で引退
11,439(67.7%)
海外
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《1》トランプ米大統領が就任
10,785(95.0%)
《2》北朝鮮が6回目の核実験。弾道ミサイル発射も相次ぎ強行
10,447(92.0%)
《3》金正男氏、マレーシアの空港で殺害
9,594(84.5%) 読売オンライン 読者が選ぶ10大ニュースより . . . 本文を読む