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青葉テイ子作品鑑賞評(苫小牧在住)(小樽川柳社分)
○東大を出た尊大のネズミあり ホクセイ
自信過剰のネズミは随所に横行する。まして最高学府の東大ともなれば一目を置く。教育と人格形成の不均衡が囁かれるが、はてさて。高嶺の花にも等しいシャイな目か。
○風に舞う花びらゆらり車椅子 みち子
一幅の絵のような美しい情景が目に浮かぶ。果敢な人生の果てに見るのはユートピアかも。車椅子に降る花びらは、ことさら優しく美しい。
○死に神に王手それから影がない 政良
川柳巧者の諧謔(かいぎゃく)あふれた作品。裏腹な生死に視点をあてた。隣り合わせの死に神だったら、どんとこいと笑って迎えたい意気がすごい。それまで懸命に生きようよ。良く頑張ったネと天国の神様に言われたい。
*養老孟司氏は東大在勤中に
、生徒罰則の規約を見たことがない
と
著書に書いてありました。(随所に)・・・と、いうことは・・・
東大生なら何でも許される
「風潮」
が、今の日本の顔
になっては・・・いないでしょうか?
よーく・・・考えてみたいものです。
*大橋政良氏も、北海道を代表する川柳人です。
昨年の川柳250年全国大会では、
第一部 総合優勝に輝きました。