擬宝珠(ぎぼし、ぎぼうしゅ)は、文字通りの、菩薩などが持つ宝珠に擬した飾りで、橋や欄干などにつけられて、防水の役目も果たしているようです。色々な素材のものや形があり、見比べると大変興味深いものがあります。
寺 金属製 定善寺 酒門町363 整ったよい形をしています。
神社 木製 見川稲荷 見川2 球に近いかたちをしています。他の神社で金属色を塗った木製のものもありました。
橋 金属製 水戸城大手橋 三の丸 文禄5年(1596)に佐竹氏がつくった大手橋の擬宝珠を模したのでしょう。
橋 金属製 偕楽橋 千波町 少し変わった形の擬宝珠です。
橋 石製 大井神社 飯富町3475 石橋につくられた石造のものです。
神輿 木製 大井神社 飯富町3475 神輿には擬宝珠と鳳凰をのせた二種類があるようです。
手水鉢水管 木製 宝蔵寺 谷田町633 かつて近くにあった大寺・羅漢寺から移された手水鉢に水を導く管にあるものです。