太鼓の胴のように、半円形近くにつくられた橋を太鼓橋というのだそうですが、半円近くというのはどういうものでしょうか。亀戸天神の太鼓橋は相当な曲線形につくられていますが、それでも円周の3分の1といった感じです。常識的には少し湾曲している橋を太鼓橋といってよいのでしょう。それなら水戸でもあちこちで見ることができます。
福徳橋(六地蔵寺 六反田町767)
六地蔵寺境内にある弁天社に渡る石橋です。弁天社に度る橋には、太鼓橋が多いようです。
金剛橋(備前堀)
かつて人気のあった金上山不動寺へ向かうために、備前堀を渡る橋として作られたそうです。
大手橋(水戸城)
三の丸から二の丸に行く橋ですが、徳川氏の時代前に、佐竹氏が作ったそうです。今の橋は昭和10年に作られたと橋柱に記されています。
芳流橋(千波湖北)
千波湖の北を流れる桜川にかかる橋で、千波湖の、ここから東が釣り禁止で水鳥保護区域、西が釣りが出来る区域だそうです。
内原かたくり橋
現代の橋も、数多くこうした太鼓橋状に作られているようです。
好文亭太鼓廊下(常磐町1-3-3)
川を渡る橋ではありませんが、これも太鼓橋の一種でしょう。外からは、ここが太鼓橋型になっているようには見えません。