ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の方形造り(1)

2018-10-24 20:44:35 | 水戸

 宝形造り(ほうぎょうづくり)とも書く屋根形式だそうです。屋根の面が交叉する隅棟(すみむね)が、中央の一点に集まる造り方のようです。壁が四面の場合は四注造りともいうそうです。
 水戸で一番有名な方形造りは、仏性寺の重要文化財・八角の本堂でしょう。四阿(あずまや)の多くも一番身近で見られる方形造りの建築でしょう。お寺でも比較的小さな建物でときどき見られます。多くはてっぺんに宝珠とその下の台座である露盤とを乗せているそうです。

 

仏性寺本堂(栗崎町1984)
 東日本大震災で被災したため、平成26年に再建された本堂も、少しずつ時間の経過を感じさせる姿に変わってきているようです。

 

六地蔵寺四阿(六反田町767)
 四阿(あずまや)の屋根中央から切られた柱のようなものが下に少し出ているのをよく見ますが、かつての中央柱の名残りなのだろうと勝手に思いこんでいます。この四阿にもそれが見えます。

 

下市不動尊(利生山薩埵寺(りしょうざんさったじ) 浜田2-5-24)
 九町目不動尊ともいわれて下市の守護仏だそうです。現在は六反田の六地蔵寺が祭祀を行っているそうです。

 

満徳寺薬師堂(赤尾関町)
 満徳寺、薬師堂、春日神社と、3つの建物が並んでいます。ここは江戸通景(みちかげ)が赤尾関に築いた城のひとつだそうです。また、入口にあるケヤキの巨木は見事です。

 

正覚院(開江町393)
 本堂が再建中で、現在仮本堂として使われているらしい建物です。本尊は聖観音だそうです。

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