どれも神社本殿の脇障子です。神社の本殿は周囲を塀で囲まれているので、彫刻がよく見えないことが多く、今回はそうしたものがいくつかあります。
有賀神社本殿(有賀町1032)
左右の脇障子には、雌雄の鳥が別々に彫られているようです。これは裏の左側ですが、右側の鳥には尾羽がありませんでした。なぜか、表は花だけで鳥は後ろ姿です。
杉崎八幡本殿(杉崎町1600)
この神社の本殿は、金箔が一面に貼られていて、見ごたえがありますが、全面すき間のある板で覆われているので、こまかいところがよく見えません。写真は左側の脇障子で、二人の像が彫られているようです。ここの脇障子は、左右とその表裏が全部違う彫刻になっている手の込んだものです。
日鷲神社本殿(金谷町227)
竹の意匠がすかしで彫られています。これは本殿裏側からの写真です。正面から向かって右の脇障子ですが、左は松のようです。
愛宕神社本殿(愛宕町10-5)
頭を下方にして上を見上げた、ダイナミックな形をした龍の彫刻です。本殿の裏から見ると、雲に一部隠された龍の後ろ姿が見えるようになっていました。
吉田神社本殿(六反田町)
ここは、普通の板張りの脇障子ですが、上の部分に装飾がほどこされていました。